アイヌとの関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:37 UTC 版)
アイヌ語でイトウはチライ (ciray)、オペライペ (operaype)、トシリ (tosiri)、ヤヤッテチェプ (yayattecep) などと呼ばれている。河川の名称にこれらの言葉が残っているところでは、かつてイトウが生息していたと考えられる。イトウは食用はもとより、丈夫な皮が衣服や履物にも利用された。 民間伝承として怪魚・チライの話があり、『まんが日本昔ばなし』でも取り上げられている。そのチライは鹿や人さえも呑み込んでしまう怪魚であったが、アイヌの勇者・カンナカムイにより銛で退治された。その死体は川を堰き止めるほど大きく、そのせいで湖ができたという。その死体には銛が刺さっていたがカンナカムイの姿はどこにもなかったという。 イトウの生息に由来する地名が北海道各地に今も残されている。 猿払村知来別 - 日本有数のイトウ生息地として知られる。地元有志による保護活動も行われている。 知来別川(チライベツ川) - 南富良野町、厚岸町、真狩村、羽幌町、長万部町(チライ川)など。
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