わじるし

デジタル大辞泉

わ‐じるし【わ印】

読み方：わじるし

《「わ」は「わらい本」「わらい絵」の頭の文字》春本。また、春画。

古本用語集

わ印(わじるし)

古書業・てきやなどの間で春本や春画を示す隠語。（わ）の字は春画の別称（笑い絵）のワともいい、猥褻のワともいう。これらは俗悪なわい本ではなく、多少とも芸術性のあるものをも意味する。

隠語大辞典

和印

読み方：わじるし

1. 和印。春画の隠語。「枕の草紙を和印かと下女思ひ」。
2. 春画のことをいふ。骨董屋の間に用ひられてる語である。和合印の義から来たものである。〔情事語〕
3. 春画の事。
4. 春画のことをいふ。骨董屋の間に用ひられてる語である。和合印の義から来たものである。
5. 春画のことを骨董屋仲間でいふ言葉。
6. 春画のこと。気狂をキ印といふやうにいつたもの一部の商人間にて指を輪にしてこれが表象としている。
7. 春画。気狂をキ印と言ふ如く、笑絵を和印と言へり、現今にても一部商人間にこの称呼行はれ、指にて輪を描き象徴とす。
8. 笑い絵の略。
9. 春画のこと。一部の商人間にて指を輪にしてこの表象としている。
10. 春画。

分類 俗語／骨董屋、情事語／骨董屋、美術、骨董屋

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