みこみ

実用日本語表現辞典

見込

読み方：みこみ
別表記：見込み、見こみ

予測や予想のこと。近い将来に関する、比較的現実みのある事項について表現することが多い。

（2010年10月27日更新）

デジタル大辞泉

み‐こみ【見込み】

読み方：みこみ

１ 先行きの予想。あて。「来春卒業の—」「明日は晴れの—です」

２ 将来の可能性。「なかなか—のある男だ」「治る—のない病人」

３ 《茶席で茶碗拝見のとき、まず内部をのぞき込むところから》茶碗の内部の底のあたりのこと。

４ 建築で、部材の側面、奥行き。

５ 見たようす。外観。

「—のやさしさ」〈浮・五人女・三〉

日本語活用形辞書

見込み

読み方：みこみ

マ行五段活用の動詞「見込む」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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商品先物取引用語集

見込み（みこみ）

参照：あて　一般用語欄

リフォーム用語集

見込み・見付け

部材を正面から見たときに前方に見える面を「見付け」と呼び、その部材の側面すなわち奥行方向の面を「見込み｣と呼ぶ。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

みこみ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:34 UTC 版)

名詞

みこみ【見込み】

1. 物事の発生や完遂の期待ができること。その度合い。
   • 三輪の万七は勝ち誇った心持で入って来ました。夜の明けぬうちに、伴三郎に白状させる見込みが立ったのでしょう。（野村胡堂「銭形平次捕物控 麝香の匂い」）〔1936年〕^[1]
   • 大学も震災を受けて、当分開講の見込みもなかった。（中谷宇吉郎「鳥井さんのことなど」）〔1954年〕^[2]
2. 将来の成功の期待ができること。1.の狭義。
   • そうだ、ここのように純粋の軍需品会社でもなく、平和になればまた早速に不況になる惧れのあるような会社は見込みがないって言ってたよ（岡本かの子「越年」）〔1939年〕^[3]
   • 三十代四十代の人間は、少しは見込みがある。（岸田國士「新文化建設の方向」）〔1940年〕^[4]
3. 推測。推理。
   • その後暫く逢いませんが、例のＤ坂の事件はどうです。警察の方では一向犯人の見込がつかぬようではありませんか（江戸川乱歩「Ｄ坂の殺人事件」）〔1925年〕^[5]
   • 「どうだ、万七、見込みは？」と小間木善十郎。「若い女の首へ縄をつけて、両国橋の欄干からブラ下げるのは、よくよく劫ごうを晒さしたい野郎の仕業でしょう。この娘を口説き廻したのを片っ端から挙げさえすれば、わけはありません」万七はいとも手軽です。（野村胡堂「銭形平次捕物控 欄干の死骸」）〔1937年〕^[6]

関連語

• みこむ
• みとおし

連語

• 見込みが立つ、見込みがつく

翻訳

（語義1）

• 英語：expectation, likelihood, possibility, chance

（語義2）

• 英語：hope, being promising

Weblio日本語例文用例辞書

「みこみ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼の回復のみこみがあるにしても、ほんの少ししかない。
• 水は砂地にしみこみ井戸の中ににじみ出る.
• 彼は耳が[のみこみが]早い.
• 彼はのみこみが遅い.
• 生の魚をのみこみなさい−それはあなたを殺さないだろう！
• 裂傷または噛みこみに耐える