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ひかりごけ事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/20 11:32 UTC 版)

ひかりごけ事件(ひかりごけじけん)は、1944年5月に、現在の北海道目梨郡羅臼町で発覚した死体損壊事件日本陸軍の徴用船が難破し、真冬の知床岬に食料もない極限状態に置かれた船長が、仲間の船員の遺体を食べて生き延びたという事件である。

食人が公に明らかになった事件は歴史上たびたびみられるが、この事件はそれにより刑を科せられた初めての事件とされている。一般には「唯一裁判で裁かれた食人事件」といわれるが、日本刑法には食人に関する規定がないため、釧路地裁にて死体損壊事件として処理された。

この名称は、この事件を題材とした武田泰淳の小説『ひかりごけ』に由来する。なお、武田は食人を行った徴用船の船長と接触したことはなく、小説はあくまでもこの事件をモチーフとした作品である。




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