はりせんぼん

デジタル大辞泉

はり‐せんぼん【針千本】

読み方：はりせんぼん

フグ目ハリセンボン科の海水魚。全長約35センチ。背側は褐色、腹側は白色。体表にうろこの変化した可動性の大きなとげを4、500本密生し、危険が迫ると体をふくらませてとげを立てる。温・熱帯海に広く分布し、日本では本州中部以南でみられる。はりふぐ。すずめふぐ。

世界宗教用語大事典

はりせんぼん 【針千本】

フグ目ハリセンボン科の硬骨魚。熱帯性の海魚で、水温が下がると弱って海浜に打ち上げられるので、種々の伝説を生んでいる。日本海沿岸では一二月八日の針供養の日の頃、浜に打ち上げられるといい、富山では、姑から針を盗んだと嫌疑をかけられた嫁が海に身を投じたのが、この日だとして、この頃、海が荒れるとする。魔除として門口につるす地方もある。

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はりせんぼん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/11 06:51 UTC 版)

「すみっコぐらし」の記事における「はりせんぼん」の解説

突然変異で生まれた針のないハリセンボン。見た目では、フグと区別がつかないため、よくフグに間違えられるのが悩み。穏やかな性格。