ニライカナイ
読み方:にらいかない
ニライカナイは「にるや・かなや」「ぎらい・かない」などと発音されることもあり、地域によってはニロー、ニレ一、ニッラなどの方言もある。ニライの名称については諸説があり、沖縄学の権威・外間守善は「根になるところ」の意であるとしている。柳田國男は「ニーラ」と言う語は「遠く遥かな」の意であるとし、「遠く遥かな所」の意であるとしている。外間守善の説はニライの機能に、柳田國男はニライの場所に重点を置いたものであり、ふたつの説は矛盾するものではない。
ニライカナイは、神の住む海上はるかな遠い国にあり、そこはあらゆる富、豊穣、生命の根源があるとされている。そして沖縄の伝統的村落には、ニライカナイから1年に1度神が訪れてきて、人々に祝福を与えて再び帰っていくという信仰があり、現在でも、その神々の来訪を演じる儀礼が、あちらこちらの祭りの中に残っている。
ニライカナイは「にるや・かなや」「ぎらい・かない」などと発音されることもあり、地域によってはニロー、ニレ一、ニッラなどの方言もある。ニライの名称については諸説があり、沖縄学の権威・外間守善は「根になるところ」の意であるとしている。柳田國男は「ニーラ」と言う語は「遠く遥かな」の意であるとし、「遠く遥かな所」の意であるとしている。外間守善の説はニライの機能に、柳田國男はニライの場所に重点を置いたものであり、ふたつの説は矛盾するものではない。
ニライカナイは、神の住む海上はるかな遠い国にあり、そこはあらゆる富、豊穣、生命の根源があるとされている。そして沖縄の伝統的村落には、ニライカナイから1年に1度神が訪れてきて、人々に祝福を与えて再び帰っていくという信仰があり、現在でも、その神々の来訪を演じる儀礼が、あちらこちらの祭りの中に残っている。
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