『ウルトラマン』についてのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 23:15 UTC 版)
「黒部進」の記事における「『ウルトラマン』についてのエピソード」の解説
ハヤタ役への起用当時、先輩俳優たちからは「ヒーローなんて若い役者がやるもんじゃない」との苦言を呈されており、自身もできればやりたくなかったが、食べていくために務めた。自分の感覚でスマートに務めたが、ややガニ股だったため、監督からは格好よく走るよう注意された。また、科学特捜隊のオレンジ色のユニフォームを着るのにも抵抗があった。週に1本撮るべきところが第1話で1か月もかかるなど撮影スケジュールはとにかく忙しかったため、本放送の期間中は毎回の完成試写に出席することはおろか、1話を通して見たこともなかったという。 第20話において伊豆シャボテン公園でロケを行った際には、銃を撃つシーンで足元がふらつき、誤ってサボテンの上に尻もちをついた結果、トゲが尻に20本ばかり刺さってしまう。痛さのあまり身動きが取れず撮影ができなくなったため、スタッフやキャストがズボンを脱がし、その場でトゲを抜いてもらったという。 上記のような状況だったこともあり、出演していたことには触れたくないうえに他人から触れられたくもなかったため、実際に6話ほどを通して見たのは1998年の60歳当時に『ハヤタとして、父として』を出版する際だった。本編の面白さや出来に感心し、これならファンが付くだろうと納得したが、台本で頭に入っていたものの展開までは知らなかったため、以前は呼ばれても話せなかった。数度のブームを経て海外での評価などにも耳を傾けるうち、スタッフと共に作って出演したことに、誇りを持てるようになったという。 『ウルトラマン』で印象深い怪獣に、ピグモン、ウー、ゼットンを挙げている。
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