iCarly
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 02:34 UTC 版)
iCarly.com
メインとなる作中のウェブ番組で、カーリーとサムが進行役、フレディは撮影・大道具等を、ギビーがアシストやスタントを担当している。番組のコンセプトは「おもしろければ何でもOK」。
スタジオはマンションの9階にある(ちなみに、カーリーの部屋のリビングは8階)。そのスタジオには主に信号機やフォード・マスタングをモチーフとした彫刻があり、マスタングの彫刻の上にはモニターが現れる。なお、このモニターは初期はスタンダードサイズ(4:3)だったが、シーズン2でビスタサイズ(16:9)に変更されている。
主なコーナーとしては、カーリーたちのショートコント、投稿動画の紹介、ランダム・ダンシング、「ルーバートをいじくっちゃえ」等がある。この他にも、スイカを破裂させたりサンドイッチを腐らせたりする等、食べ物を粗末にするようなコーナーもある。本番中に不都合が生じると、緊急用のビデオを放送する。その多くは食べ物で遊んでいる映像であるが、カーリーとサムが新体操をしている映像が使われるなどの例外もある。
初期の頃からクロマキー合成を導入していて、合成を用いてコントを行うこともある。合成のテストはブリッグズ先生が出演していた時に行った(ミスマッチな合成が好評でアクセス数が回復した)。
テレビ放映するという話が持ち上がったが、プロデューサーと番組側の折り合いがつかず、破談となった。
熱狂的なファンもかなり抱えており、特にマンディ(声:矢島晶子)はオンエア中に乱入して番組を台無しにすることがあった(なお、マンディはカーリーたちの学校に転校している)。また、ファンの中にはフレディとカーリーが交際することを望む派閥と、フレディとサムが交際することを望む派閥が存在している(派閥は前者が「クレディ (Creddie)」、後者が「セディ (Seddie)」と呼ばれている)。
最終回で番組は無期限の休止に入った。
主要コーナー
- ショートコント
- 放送中に実演するコントは主にサムが学校で「D」の評価をもらうような内容のものが多いが、コントの多くはVTRを放送する。実演する場合はクロマキーを使うこともある。架空の映画(『ケリー・クーパー』等)の予告編を作ったりもする。
- 口ひげカウボーイ
- サムがメインのカウボーイを演じ、カーリーは“おバカな女の子”という設定である。おバカな女の子が、口ひげをリスだと言い張ったり、ニワトリをスポーツカーだと言い張ったりするというものである。サムが出演できなかったときはスペンサーがカウボーイを演じた。
- お涙ちょうだい物語
- 実際にはこのタイトルのように「お涙ちょうだい」とはいかないコント。『パフリーとピータという子供がいるイギリス人の最低の父親』とも称しており、サムがパフリーを、フレディがピータを演じ、加えてギビーが(スペシャルゲストとして)その2人の父親役を演じるものである。
- 投稿動画の紹介
- このウェブ番組を視聴している(作中の)ファンから届いたビデオを紹介している。なお、第36話で動画を投稿したルーカスは実在の人物で、そのビデオに登場する「フレッド (FRED[注 10])」はルーカスが生み出したキャラクターであり、彼が実際に演じている。
- ランダム・ダンシング
- BGMを流して、好きなように踊るコーナーである。特にジャクソン・コルトやシェルビー・マークス、ミシェル・オバマなどの大物ゲストを呼んだ際に多くやっている。
- ルーバートをいじくっちゃえ
- マンションの管理人ルーバートに大胆ないたずらを仕掛けるコーナー。先述の通りルーバートに大けがを負わせる騒動を起こしている。ロビーと管理室に定点カメラを設置している。
- ベイビー・スペンサー
- スペンサーが赤ん坊に扮するコーナー。得体の知れない物をかけられたり口に詰められたりするなど散々な目に遭っている。
- 思わずブー
- カーリーが水を飲んでいる間にサムがとんでもないことを話すコーナー。(つまり、「吹き出す」のではない。)
注釈
- ^ ニコロデオン及びMTVジャパンのウェブサイトでは「iカーリー」と表記されている。
- ^ 最終話のみ登場。演じたのはデヴィッド・チザム。吹き替えは磯部勉。
- ^ ジェネット・マッカーディ=小林沙苗による二役。なお、メラニーは『サム&キャット』の第16話「そっくりモンスター」で再登場する。
- ^ それまで記録を保持していたのはサーシャ・ストライカー(ロリーナ・ヨーク/声:甲斐田裕子)であった。
- ^ ギビーを演じるノア・マンクの実弟である。
- ^ a b ターシャ役のちふゆ、声変わり前のネヴェルを吹き替えた半場は『ビクトリアス』にもレギュラー出演する。
- ^ 一部の吹き替えキャストが『ビクトリアス』と異なる。
- ^ 第94話でも短いNGカットだけだが野沢が登板している。
- ^ シュナイダー自身は第88話にもファーストレディー付きのシークレット・サーヴィス役で出演している。
- ^ このフレッドのスペルについては、「R」が鏡文字であるため「FЯED」となる。
- ^ NHK版では放送日をクリスマスシーズンである2011年12月20日に合わせたため、シーズン3として扱われている。本表では制作コードおよび米国放送日に基づき、シーズン2のエピソードとして取り扱う。
- ^ 米国版のタイトルは「iGo Nuclear」である。「Nuclear」は「原子力」を意味する単語で、東日本大震災および福島第一原発事故を連想させる恐れがあったため、NHK版では「iGo Green」のタイトルが使われた。
- ^ a b 当初NHKでは第80~82話として放送される予定だったが、本放送は第91~93話とされた。なお、2015年7月の再放送では改めて第80~82話として放送された。
- ^ 本表では話数を本放送の順位で記し、2015年の再放送の順番に基づいて掲載する。
- ^ a b スペンサー役のジェリー・トレイナーが監督を務めたエピソードである。
- ^ ステイシー・ディルセンは後に『サム&キャット』第20話で再登場している。
出典
- ^ “Exclusive: iCarly Is Coming to an End, Cast to Film Together for Final Time in June - Today's News: Our Take”. TVGuide.com (2008年10月1日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ “iCarly’s Miranda Cosgrove: iMake Seven Figures - TV Ratings, Nielsen Ratings, Television Show Ratings”. TVbytheNumbers.com (2010年3月18日). 2010年5月24日閲覧。
- ^ “Who Are TV's Top Earners? - Today's News: Our Take”. TVGuide.com (2010年8月10日). 2010年9月6日閲覧。
- ^ “Ariana Grande's 'Sam & Cat' Has Been Cancelled But Don't Bother to Ask Why” (英語). bustle.com (2014年7月14日). 2015年7月12日閲覧。
- ^ “Football, Yankees, 'iCarly,' 'Video Music Awards' Lead Cable's Top Telecasts Of 2010” (英語). TVbythenumbers (2011年1月2日). 2013年3月27日閲覧。
- ^ a b “Nickelodeon's iCarly Ranks as Friday's Top Scripted Telecast on All TV” (英語). TVbythenumbers (2010年2月17日). 2013年3月27日閲覧。
- ^ iCarly DVD情報局
固有名詞の分類
- iCarlyのページへのリンク