NINJA GAIDEN 3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 15:39 UTC 版)
評価
- 米IGNの評価は10点満点中3点であり、どうしようもないクソゲーという烙印を押している[6]。
- 『メタルギア ライジング リベンジェンス』を開発している稲葉敦志は『MGR』が『NINJA GAIDEN』シリーズと比べられる意見があることも理解しているが、本作に対しては「どうしようもないクソゲー、比べてほしくない」としている[7]。
NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge
ジャンル | アクションアドベンチャー |
---|---|
対応機種 | Wii U、PS3、Xbox 360 |
開発元 |
コーエーテクモゲームス (Team NINJA) |
発売元 |
Wii U コーエーテクモゲームス 任天堂 PS3・Xbox 360 コーエーテクモゲームス |
メディア |
Wii U:Wii U専用12cm光ディスク1枚、ダウンロード販売 PS3:Blu-ray Disc1枚 Xbox 360:DVD-ROM1枚 |
発売日 |
Wii U: 2012年12月8日 PS3・Xbox 360: 2013年4月4日 |
対象年齢 |
CERO:Z(18才以上のみ対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 ACB:R18+ |
売上本数 |
Wii U 6,116本[4] |
『3』のバージョンアップ版。上記のように酷評された無印の評価を受け、僅か8か月程度で発売された[要出典]。Wii U版はWii U本体と同時発売のロンチタイトルで、海外では任天堂が販売を担当した[8]。タイトルの「Razor's Edge」は「カミソリの刃」の意。
『2』までの要素の復活や新要素の追加など、『3』の不評点を中心に大幅な変更が加えられており、別作品とも言えるほどの変化を遂げている。
主な変更点
- 四肢の欠損する描写などが追加され、バイオレンス表現が『2』同様に過激なものになった。これに伴い、CEROのレーティングがCERO:D(17才以上対象)からCERO:Z(18才以上のみ対象)に引き上げられた。『3』は多くのユーザーに楽しんでもらうために表現をマイルドなものに抑えたが、ファンからはより刺激的な描写を求める声が多かったため、それに応える形をとったとのこと[9]。過激なバイオレンス表現により、ドイツではソフトウェア事前審査機構(USK)により発売禁止とされた[10]。
- あやね、紅葉、かすみがプレイアブルキャラクターになった。Wii U版は発売後の無料アップデートで使用可能。PS3・Xbox 360版は始めから収録されている。
- 敵キャラクターのAIの改善。例えば傭兵タイプは瀕死時でも自爆攻撃を仕掛けるようになった(『3』では彼らだけが自爆攻撃を使えず命乞いする)。また、NINJA TRIALで登場する旧作の敵キャラクターはストーリーモードでも登場するようになった。
- 通常は刀のみで、DLC含めて3種類しか無かった武器は6種類に増加。忍法は「破魔裂風刃」と「暗極重波弾」が復活し、技もバリエーションが増した。
- 四肢欠損と滅却システムの復活。『2』のシステムであった滅却が復活し、敵への対処法が増加した。四肢欠損した敵は断骨のキーとなる強攻撃を頻繁に繰り出すようになるため、乱戦の中回復のため断骨を待つか、滅却ですぐに倒すか等の駆け引きが生まれる。
- 育成システムは「NINJA SKILL」という形で復活。エッセンスは変わらず存在しないが、戦闘で得たカルマを用いてリュウを成長させることができる。さらに新技を追加し、飛燕など一部のリュウ旧技は初期は未修得となる。オンラインモードの育成もストーリーモードをベースにしたものに変更。
- 他にも収集要素である「黄金のスカラベ」、殲滅戦、ボスの体力表示など、『3』で削除された要素が復活している。
- これらのことからゲームの難易度は上昇しているが、『3』の「ヒーローモード」は継承されている。
『NINJA GAIDEN: Master Collection』について
2021年6月10日に発売されたHDリマスター版コレクション作品『NINJA GAIDEN: Master Collection』では、『NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge』はその収録作一つである。
主な変更点
- オンラインプレイは非対応のため、対戦モードであるSHADOWS OF THE WORLDSとCLAN BATTLEは収録されていない。NINJA TRIALSはオフラインシングルプレイ限定。
- 全ダウンロードコンテンツコスチュームが最初から実装された。
- 機種によっては4K解像度および60FPSに対応する。
- Nintendo Switchダウンロード専売のVersion Dのみ、残虐演出はマイルド。Switchパッケージ版および他機種版では変更なし。
注釈
- ^ 『Dragon Sword』では覆面を外すシーンがある。『忍者龍剣伝』や『デッドオアアライブ』では何度も素顔を見せている。
出典
- ^ Posted September 21, 2011 - By Guest Writer (2011年9月21日). “Team Ninja's Yosuke Hayashi Talks Ninja Gaiden 3”. G4tv.com. 2012年2月10日閲覧。
- ^ JC Fletcher (2011年12月15日). “Ninja Gaiden 3 arrives on March 20, pre-order or get collector's edition for DOA5 demo”. Joystiq. 2012年3月19日閲覧。
- ^ “Ninja Gaiden 3”. British Board of Film Classification (2012年1月24日). 2012年1月25日閲覧。
“コーエーテクモゲームスTeam NINJA早矢仕プロデューサーインタビュー【TGS2012】”. ファミ通.com (2012年9月22日). 2012年9月22日閲覧。 - ^ a b c 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ “[TGS 2011]リュウと一緒に苦悩してほしい――Team NINJAの早矢仕洋介氏が自ら「NINJA GAIDEN 3」の魅力について語ったステージをレポート”. 4gamer.net. (2013年1月15日) 2021年10月23日閲覧。
- ^ http://xbox360.ign.com/articles/122/1221032p1.html
- ^ Twitter / PG_inaba: MGRのトレーラー、
- ^ 任天堂 E3 2012情報 | ソフトウェア
- ^ 【TGS 2012】Wii U版『NINJA GAIDEN 3』刺激的すぎて出展見送り、稲船氏との『YAIBA』について早矢仕Pが語る | インサイド (任天堂、Wii Uのニュース)
- ^ “ドイツで『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』が発売禁止に”. インサイド. (2013年1月15日) 2013年1月18日閲覧。
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