BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権 BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権の概要

BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 02:40 UTC 版)

概要

日本全国の高校生達がフリースタイルラップMCバトルをし、優勝を競うコーナー。高校生であれば性別・国籍不問で出場可能。中卒や高校中退者といった高校に通っていない者でも高校生の年齢であれば出場できる。また、留年をした高校3年生でも証明できる物があれば予選に参加が可能。

バトル前には出場ラッパーのバックグラウンドを紹介する煽りVTRが流れる[1]

MCバトルのブームの引き金となり、その後の『フリースタイルダンジョン』の放送開始など、メディアで取り扱われるきっかけとなった[2]

第2回まではあくまで「高校生RAP選手権」と番組のコーナーの一つとしてスタジオにて収録されていたが、第3回からはライブハウスを会場とし、全国大会と題して番組初の主催イベントとして行われており、東京大阪で予選が行われている。また、イベントの第一部ではヒップホップミュージシャンによるライブも行われている。

大会は約半年に一度のペースで開催。第6回は初の生放送の3時間スペシャルでオンエアされた[3]

第10回はオールスター戦として、日本武道館で開催。これまでの歴代大会の王者と、視聴者投票によって選抜された過去の出場者が集結し対決が行われ、約8000人の観客が来場した[4][5]

第16回は令和初開催ということで、第11回からの優勝者又は準優勝と、予選を勝ち上がったラッパーによる対決が行われた[6]

元の番組である『BAZOOKA!!!』は2019年8月26日にBSスカパー!での放送を終了したが、当イベントは継続し、2020年3月24日には第17回がCLUB CITTA'にて開催予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症感染拡大している状況から、開催中止となった[7]。これにより、しばらくイベントは中断された。

2022年6月4日に『BAZOOKA!!!』がABEMAでのインターネット配信番組として復活することに伴い、当イベントも再開することになった[8]

ルール

  • 8小節で2ターン交互にフリースタイルでラップを披露し、審査員の多数決によるジャッジで勝敗が決まる。決勝のみ3ターン勝負で、勝敗も審査員で話し合い決められる。先攻後攻はじゃんけんを行い決定。トーナメント方式。トーナメントの内容は番組側で組まれ、出場者は会場に入って初めて対戦相手を把握する[9]
  • 第3回の2ndラウンドより審査員から"もう一回"の札がジャッジの時に上がれば先攻後攻が入れ替わり同じく2ターンで行われる延長戦が行われるルールが追加になった(バトルのビートも変更となる)。

歴代優勝者

優勝者 準優勝
第1回 K-九 (T-Pablow) LIL MAN
第2回 Kay-on GOMESS
第3回 HIYADAM HIBIKI
第4回 T-Pablow DK
第5回 YZERR RACK
第6回 MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻 Rude-α
第7回 MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻 言×THEANSWER
第8回 LEON a.k.a 獅子 (Leon Fanourakis) 三日月
第9回 裂固 Lick-G
第10回 じょう T-Pablow
第11回 9for Core-Boy (Novel Core)
第12回 Core-Boy (Novel Core) G-HOPE
第13回 G-HOPE HARDY
第14回 HARDY Red Eye
第15回 百足 藤KooS (Fuma no KTR)
第16回 Red Eye Novel Core
第17回 REDWING RunLine
第18回 $hamis STACK THE PlNK
第19回 lonelow $hamis

  1. ^ “現場目線で振り返る、2010年代の日本語ラップシーン座談会”. Rolling Stone Japan (CCCミュージックラボ株式会社). (2019年5月30日). https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31019/6/1/1 2022年9月23日閲覧。 
  2. ^ “『フリースタイルダンジョン』はなぜ人気? “スポ根的エンターテインメント”でシーン底上げとなるか”. Real Sound (株式会社blueprint). (2016年4月4日). https://realsound.jp/2016/04/post-6974.html 2022年3月4日閲覧。 
  3. ^ BAZOOKA!!! 第6回 高校生RAP選手権 完全版 3時間スペシャル | アーカイブ(BAZOOKA!!!)”. BSスカパー!(BS241). 2021年1月16日閲覧。
  4. ^ 第10回高校生ラップ選手権ベストバウトレポート「ヒップホップは流行じゃない」”. KAI-YOU.net | POP is Here .. 2021年1月16日閲覧。
  5. ^ “高校生RAP選手権in武道館に8000人熱狂、優勝者「ヒップホップは人生唯一の希望の光」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年8月31日). https://amp.natalie.mu/music/news/200085 2021年9月5日閲覧。 
  6. ^ “「高校生RAP選手権」に百足、Red Eye、韻マン、9for、Novel Core、ベルら”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年6月19日). https://amp.natalie.mu/music/news/336223 2021年9月5日閲覧。 
  7. ^ 3/24【BAZOOKA!!!第17回高校生RAP選手権】開催中止のお知らせ”. CLUB CITTA' (2020年2月28日). 2020年4月23日閲覧。
  8. ^ 高校生RAP選手権が復活、本日より参加者募集”. 音楽ナタリー (2022年3月9日). 2022年3月9日閲覧。
  9. ^ 第10回のオールスター戦は2016年8月15日放送の『BAZOOKA!!!』にて決定。実際に参加する出場者たちが番組に生出演し、出場者達によって決められた。
  10. ^ “Zeebra、DABOらコラボで「高校生RAP選手権」テーマ曲”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2013年7月20日). https://natalie.mu/music/news/87051 2022年7月6日閲覧。 


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