雪形
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雪形(ゆきがた)とは、日本各地において、山腹に岩肌と積雪が織り成す模様を人が何かの形に見立てて名づけたものの総称。山の名前がその形にちなむ場合もしばしばで、また農事暦として農作業開始の目安に用いられることも多かった。かつてはそれぞれ固有の呼び名で呼び習わされているのみでそれらを総称する語は無かったが、昭和期に「雪形」という語が広まった[要出典]。ただ、一般へ認知の広まりとは裏腹に、気象予測の発達にともない農事暦としての役割は薄れていった。
注釈
出典
- ^ a b 斉藤 1998.
- ^ 田淵 1981.
- ^ “雪形「常念坊」くっきり 北ア・常念岳”. 信濃毎日新聞 (2009年4月23日). 2009年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月19日閲覧。
- ^ 橋本武 調査・原図 室谷洋司 改写「磐梯山雪形(虚無僧雪)記録表」 『山の紋章 雪形』p.254
- ^ “馬雪(まゆき)”. 北海道石狩市公式ホームページ (2015年4月6日). 2016年10月31日閲覧。
- ^ “春告げる「馬雪」 北海道・石狩の愛冠岬”. MSN産経フォト (産経デジタル). (2013年4月12日). オリジナルの2013年4月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ 田淵行男『山の手帖』
- ^ 「田子の土人云う 農男見ゆる年は五穀熟す」「田子の田植忘るな富士の農男 馬琴」。岩科小一郎「雪形考」より『山の紋章 雪形』所収
- ^ 室谷洋司「津軽雪形行脚」『山の紋章 雪形』特別寄稿
- ^ 岩科「雪形考」による
- ^ 一部は田淵『山の紋章 雪形』に所収
- ^ 朝日新聞1954年1月14日
- ^ [雪形] 長野県北東部(2015年11月26日時点のアーカイブ) - 安曇野市ホームページ
- ^ “全国ふるさと富士 吾妻小富士”. 静岡県. 2017年4月15日閲覧。
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