鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー 鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー エクストラキット

鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/20 06:02 UTC 版)

鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー エクストラキット

概要

第2作目の拡張キットで、ストーリーとしては第2作目の続編に当たる。2003年発売。しばしば『EK』『2EK』『(いわく、アルファベットのEKに似ている為)』等と略される(以下、『2EK』と略記)。

ストーリー

「超兵器」をすべて破壊した事で、元の世界に戻る為の光が発生した。プレイヤーの艦が光の中に入り込む直前、突如として、全滅させたはずの「超兵器」のノイズが検出された。プレイヤー達は残った「超兵器」を完全に破壊する為、光への突入を中止し、再び世界を回る。

特徴と変更点

コーエーの作品に多い「パワーアップキット」の一種だが、パワーアップキットとは異なり、『2』本体がなくても『2EK』単体で動作する。しかし実際には、『2EK』のみでプレイしたとき、『2』のみの場合に比べて難易度はかなり高くなり、技術力にも制限がかかる為、高性能のパーツを入手しても設置できない等の問題がある。

逆に『2』と『2EK』を両方インストールした場合、従来既製艦のみであった従属艦を自作艦から選べるようになったり、技術力の限界が『2』以上となり新規追加されたより強力な部品が生産できるようになる等の追加要素もある。

EXのステージに新たに登場する超兵器に一度負けると、超兵器が弱体化するシステムが導入されている。

また『2』のステージも『2EK』のシステムで遊べるため、この二作はセットで考えるべきだろう。実際、コーエーからもセット商品として『鋼鉄の咆哮2 〜ウォーシップコマンダー〜 プレミアムパック』が発売されている。

なお、この2EKのみステージの再チャレンジがエリア毎ではなく自由に行なえるようになっている。(『2』と『2EK』を両方インストールした場合、『2』のステージも含む)

新たに登場する超兵器

超巨大双胴戦艦「超播磨」
播磨の改良型。元の播磨より船体が一回り巨大化しており、装甲・武装共に大幅な強化が施されている。船体色が黒くなっているため全体的に暗いカラーリングになっている。武装の種類は播磨と変わらないが、主砲の50.8cm砲は更に長砲身に強化され、なおかつ最前列の副砲を2基撤去したことにより基数が8から10に増加。副砲は10基から8基に減少したものの、25.4cm砲に強化されているため、全体的な砲撃能力が向上している。最大の特徴として、新たに「実弾防御装甲」を展開させることができる。この実弾防御装甲は艦全体を囲うように展開され、展開前とは逆に明るい白のカラーリングになる。装甲展開後は60cm噴進砲、魚雷、ミサイル、超怪力線照射装置等、近接に特化した装備による攻撃を行う。巨大になったためか、播磨より旋回性能が悪い。
なお、実弾防御装甲の展開メカニズムは不明である。
超巨大ドリル戦艦「超荒覇吐」
荒覇吐の改良型。最大の特徴であるドリルが2本に増えている。武装が前方に集中配置されており、ロケットエンジンは撤去され、新たに大型ミサイル4基により高速性能を得ている。ガトリングやミサイル等による攻撃は荒覇吐と変わらない。新たに誘導魚雷も装備しているが、プラズマ砲が撤去されている。
超巨大潜水艦「改ドレッドノート」
Fエリアに登場したものとは別の改良型が登場。光学兵器は装備していないが、速力やミサイルによる攻撃が強化されている。
超巨大擬装戦艦「超ストレインジ・デルタ」
ステルス性を意識した奇抜な形状の三胴艦型巨大戦艦。いたるところにVLSを装備している。名前こそストレインジ・デルタだが、面影は無いに等しい。武装はミサイル、誘導魚雷、荷電粒子砲、ガスダイナミックレーザーなど。新たな機能として、船体を一部切り離し潜水する事が可能になっており、その際は新たに前部潜舵を展開する。潜航中は、衝撃波を発生させる光子魚雷、重力砲と同じ重力場を発生させる量子魚雷などの最高ランクの水雷兵器に加え、超音速魚雷や多弾頭ミサイルによる飽和攻撃を行う。
超巨大高速空母「超アルウス」
アルウスの改良型。艦橋が前方に位置するなど面影は残っておらず、後部に巨大な飛行甲板を備える。カタパルトやエレベーターの基数も増加しており、飛行甲板には大量のVLSを備える。武装も元のアルウスより格段に強化されており、多弾頭ミサイルVLS、ガスダイナミックレーザーを装備しているため、艦載機がいなくとも余裕で戦艦と渡り合うことが出来る。格納式の飛行甲板があり、可変後退翼の様に展開させることができる。このため、上部の甲板が破壊されても空母の機能は失われない。
飛行甲板展開後は専用BGMが流れるのだが、この曲は次回作「鋼鉄の咆哮3」でアレンジされ、連合軍超兵器との戦闘BGMとして使われている。
超高速巡洋戦艦「改シュトゥルムヴィント」
前作のFエリアで登場したものを更に上回る性能のシュトゥルムヴィント。主砲は大和型に匹敵する45.7cm砲になるなど全武装が更に一段階強化され、速力は水上艦超兵器の中で最速の90ktに達する。装甲は他の戦艦クラスの超兵器に匹敵、もしくはそれ以上に強化され、総合的な耐久力で言えば荒覇吐にも匹敵する。
超巨大航空戦艦「改ムスペルヘイム」
ムスペルヘイムの改良型。重力砲は「超重力砲」に強化され、エクストラキットで新登場した衝撃波で敵をなぎ払う新兵器「光子榴弾砲」を装備しているため、火力が大きく上昇している。耐久面はヴォルケンクラッツァーに匹敵するほどの性能になり、速力は45ktを発揮する上、空母部分を破棄した状態では50ktを超えるほど高速になっている。
超巨大氷山空母「ハボクック」
前回よりも格段に強化されたものが登場。装甲や武装が強化されている他、非常に遅かった速力も30kt以上を発揮するまでに改良されている。第零遊撃部隊を撃滅するために投入され、護衛に来た超アルウスと共に戦闘を繰り広げる。
巨大円盤型攻撃機「ヴリルオーディン」
ドイツの航空機型超兵器。その名の通りに巨大な空飛ぶ円盤である。アルケオプテリクスとは比べ物にならないほどの機動性を誇り、50.8cm砲やX線レーザー、ガトリング砲やリングレーザー等の強力な装備を有している。補助兵装には、エクストラキットで新登場した実弾兵器によるダメージを軽減する「防御重力場」まで装備しているため、攻撃面だけではなく防御面も強力である。ゲーム中では一切名前が登場しない。
超巨大戦艦「超ヴォルケンクラッツァー」
ヴォルケンクラッツァーの改良型。ブリーフィングでMAPが見られなくなるほどの超兵器ノイズを発する。副砲や対空兵器の増加により火力は上昇し、速力や耐久力も格段に強化されている。波動砲は連装式になり、ゲーム中最大威力の「量子波動砲」に強化され、改ムスペルヘイムに積まれていた光子榴弾砲などを装備している。補助兵装には実弾兵器の威力を下げる(跳ね返す)防御重力場も装備している。なお2の特別作戦に登場する超ヴォルケンクラッツァーとは別物である。
特定条件を満たすと、超ヴォルケンクラッツァーを自艦として操作する「摩天楼サバイバルモード」が解禁される。







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