縮合重合 重合度調節剤

縮合重合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/22 00:47 UTC 版)

重合度調節剤

重合度調節剤(じゅうごうどちょうせつざい)とは平衡が存在する重縮合反応の重合度を調節する目的で添加される成分である。

前述の通り、重合度は素反応収率と関係があるので、均一系逐次重合の場合は重縮合の原料成分のモル比を精密につりあわせないと重合度の高い生成物が得られない。逆に成分の一方をわずかに過剰にしたり、反応部位の官能基を1つだけ持つ副成分を添加することで、平衡しているときの重合度を制御することが出来る。

用語のぶれ

英語の、"polycondensation" は "condensation polymerization" の意味の他に "condensative chain polymerization" の意味で用いられていたことがあった[2]。"condensative chain polymerization" は連鎖重合のうち縮合反応の形式で進むもののことで、上式で m = 1 の場合を表す。

脚注

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関連項目


  1. ^ condensation polymerization - IUPAC Gold Book
  2. ^ a b polycondensation - IUPAC Gold Book


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