絶対音感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 09:45 UTC 版)
注釈
- ^ ピアノ調律師のフランツ・モアは『ピアノの巨匠たちとともに』(音楽之友社、2002年)の中で、1Hzレベルで音を言い当てると豪語する音楽家に数多く出会ったが、真にそれを言い当てた人は一人もいなかったとして、オーマンディやホロヴィッツがピッチを取り違えたエピソードを紹介している。
- ^ 江口寿子・江口彩子『新・絶対音感プログラム』(全音楽譜出版社、2001年)では、ピアノの全音域をランダムに鳴らしたとき90%以上で音名を当てる能力のある人を絶対音感保持者としている。また、新潟大学の宮崎謙一「絶対音感保有者の音楽的音高認知過程」『1997年度~1998年度文部省科学研究費補助金(基礎研究C)研究成果報告書』(1999年)によれば、ピアノの音階を90%以上の確率で当てられる人は、日本の音大生で30%、ポーランドの音大生で11%であるという。
出典
- ^ Bachem, A. (1937). “Various types of absolute pitch”. The Journal of the Acoustical Society of America 9 (2): 146–151. Bibcode: 1937ASAJ....9..146B. doi:10.1121/1.1915919.
- ^ 宮崎 (1999)
- ^ Roeckelein (1998, p. 148)。
- ^ ベーム (1970, p. 222)。
- ^ “脳は“ドレミ”を言語処理!?-脳波により絶対音感の仕組み解明へ-”. 新潟大学 (2019年8月8日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ Wong, Alan C.-N.; Yip, Ken H. M.; Lui, Kelvin F. H.; Wong, Yetta Kwailing (28 January 2019). "Is it impossible to acquire absolute pitch in adulthood?". bioRxiv 10.1101/355933。
- ^ 江口 (2000)。
- ^ 最相 (1998, pp. 191–192)。
- ^ 宮崎 (2013, p. 562)
絶対音感と同じ種類の言葉
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