第138独立親衛自動車化狙撃旅団 (ロシア陸軍)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 16:02 UTC 版)
歴史
戦前
- 1934年5月1日:クイビシェフにおいて、第70狙撃師団編成。沿ヴォルガ軍管区に配属
- 1936年9月:レニングラード市郊外に移動
- 1939年9月30日~1940年3月13日:ソ・フィン戦争に参加。師団は、フィン湾沿いに進撃し、テリーオキ(ゼレノゴルスク)、ロシチノ、プリモルスク、ウラス(ヴィソツク)で戦った。
- 1940年3月21日:師団にレーニン勲章授与
独ソ戦
- 1941年7月14日~18日:ソリツィ地区でドイツ軍の右側面に対して逆襲実施。その後、ヴィリツァ、プーシキン、シュシャルィ、コルピノ地区で防衛戦に参加
- 1942年10月16日:レニングラード防衛の功績に対して、第45親衛狙撃師団に改編された。
- 1944年冬:レニングラード封鎖解除に参加
- 1944年1月21日:クラースノエ・セロー奪取の功績に対して、師団に名誉称号「クラースノエ・セロー」、配下の連隊に「レニングラード」が授与される。
- 1944年3月22日:レニングラードの封鎖解除に対して、師団に赤旗勲章が授与された。
- 1944年6月:カレリア地峡防衛戦突破に参加し、ヴイボルグ北東、後にバルト沿岸で戦い、タリン攻勢作戦に参加し、クールラント軍集団の撃破に参加した。
戦後
戦後、レニングラード軍管区の第23軍団に配属される。
- 1956年:自動車化狙撃師団に改編
- 1962年:キューバ危機時、配下の自動車化狙撃部隊と高射ミサイル部隊がキューバに派遣された。
- 1972年12月13日:ソ連建国50周年を記念して、師団に記念名誉記章が授与される。
- 1978年:管区軍事会議の持ち回り赤旗が授与される。
- 1980年:師団部隊から独立自動車化狙撃旅団が編成され、アフガニスタンに投入される。
ソ連時代を通して、師団から20人のソ連邦英雄が輩出した。
ロシア連邦軍
- 1992年8月:師団が平和維持部隊に指定される。
- 1992年8月27日~10月10日:1個自動車狙撃大隊を沿ドニエストルに派遣
- 1993年5月18日~1998年6月5日:1個自動車化狙撃大隊を南オセチアに派遣
- 1994年6月17日~1995年6月4日:1個工兵中隊をアブハジアに派遣
- 1994年12月~1995年6月:第1次チェチェン戦争に参加
- 1996年6月:多国籍平和維持演習「平和の盾-96」に参加
- 1997年:第138独立親衛自動車化狙撃旅団に改編
- 1999年8月~2000年5月:第2次チェチェン戦争に参加
ロシア連邦時代、師団からは7人のロシア連邦英雄が輩出している。
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