祖師野八幡宮 祭神

祖師野八幡宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 21:54 UTC 版)

祭神

歴史

神社創建以前の平治元年(1159年)に平治の乱で敗れた源義平が当地で非道の振る舞いをしていた大狒々を退治したと伝わる。 その後、養和元年(1181年)に飛騨国益田郡門原村(現・下呂市門原)に住んでいた田口左近光員がその遺徳を偲び、美濃国郡上郡16村、飛騨国益田郡4村の鎮守として鎌倉鶴岡八幡宮から勧請したのが始まりである。

郡上郡並びに益田郡の住民の崇敬を集め、江戸時代には神社拝殿で踊りが奉納されていた。郡上踊りにはそのことを物語る歌詞があり、現在でも歌い継がれている。 大狒々が巣くっていたと伝わる岩屋岩蔭遺跡にあった妙見神社が岩屋ダムの建設に伴い水没するのを避けるため昭和47年(1972年)に合祀されている。それに伴い、妙見神社の旧所在地が祖師野八幡宮の飛び地境内地となっている。

神社本殿は元禄8年(1695年)に建てられたと推定され、幣殿及び拝殿とともに岐阜県重要文化財となっている。また、宝物として源義平が狒々退治に用いたとされる刀剣、祖師野丸(伝安綱作)を所蔵し、懸仏や鎌倉時代作の木造狛犬も県重要文化財に指定されている。 その他、祖師野八幡宮の社叢は11月に開花する霜月ざくらやスギヒノキの古木が多く、岐阜県の天然記念物に指定されている。

現地情報

所在地

交通アクセス

参考文献

  • 金山町誌編纂委員会 『金山町誌』 下呂市、1975年。



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