滋賀県警察 水上警察隊

滋賀県警察

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 17:37 UTC 版)

水上警察隊

内陸県ではあるものの、国内最大の湖である琵琶湖を管轄することから、常設の水上警察隊を設置し、警備艇を配備している(2011年7月1日発足)。琵琶湖におけるプレジャーボートの指導・水上事故防止などの強化を図っている。2010年までは、各署で分散して水上派出所を運用し、毎年7月から8月の期間のみ関係部署・警察署の人員により水上警察隊を組織していた。

不祥事および論議を呼んだ捜査

  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 3月24日 - 木之本警察署の前地域課長である警部が、同月開かれた送別会の席上で女性職員にセクハラをしていたことが発覚し、県警はこの警部を同月25日付で本部警務部付とした。
    • 11月 - 滋賀県警察学校の教官を務める40歳代の男性警部が、同校内で行われた懇親会において、生徒の警察官が酒を注いで回らなかったなどの理由で、生徒十数人に対し平手打ちなどの暴行を加えていたことが、翌2011年に発覚した。この警部は暴行容疑で同県警から事情聴取された。同県警は懲戒処分も検討している[2]
    • 12月22日 - 男性警部が知人女性の酒気帯び運転を知りつつ同乗していたとして、翌2011年3月に懲戒免職処分となった[3]
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - 男性警部補が自身の起こした物損事故の隠蔽を企図した[4]
  • 2012年(平成24年)
    • 3月30日 - 大津署地域1課の警部補巡査の計2人の警察官が、同市内で喧嘩の仲裁を行ったが、終えて戻ろうとしたところ、乗ってきたパトカーが無くなっていた。その約2分後に同市内で乗り捨てられているのが見つかり、県警は何者かが乗り逃げしたものと見ている。警部補らは、パトカーから降りる際に、エンジンを止めていなかった[5]
    • 5月19日 - 県警本部高速隊小隊長の男性警部補が、大阪市浪速区内の知人女性の住むマンションの部屋に無断侵入した上、帰宅した女性を突き飛ばし軽傷を負わせたとして、大阪府警浪速署傷害および住居侵入の容疑で逮捕された[6]。その後この警部補は、守山署交通課に勤務していた2009年2月に、身上調査照会書を偽造して知人女性の戸籍謄本などを不正入手しようとしたとして、公文書偽造及び同行使の容疑で、同年7月25日再逮捕された[7]
    • 6月2日 - 甲賀市職員ら3人が同市の下水道関連工事の入札で業者側に事前に設計価格を漏洩したとして逮捕される事件があったが、この際、県警は2011年7月14日から施行の公契約関係競売等妨害容疑で大津地裁に逮捕状を請求し、逮捕状が出たため逮捕した。ところが、捜査対象となった入札は、同罪の施行前である前年の2011年6月28日だったため、県警は一旦3人を釈放し、改めて競売入札妨害容疑で逮捕し直した[8]
  • 2013年(平成25年)
    • 9月 - 交通事故の調書を不正に記載し、県警は2017年5月17日付で警察官2人を虚偽有印公文書作成同行使の容疑で書類送検し、所属長訓戒の処分とした[9]
    • 9月26日 - 長浜署の40歳代の男性巡査長が、長浜市内の飲食店で同僚らと共に飲酒した際、20歳代の男性巡査長が、名を呼んだにもかかわらず無視したなどの理由で、この巡査長の顔を殴ったり頭突きを加えた他、煙草の火を押し付けるなどし、被害者の巡査長は顔面骨折などの重傷を負った。県警は加害者の巡査長を、同年10月17日付で傷害容疑で大津地検書類送検した上、減給10分の1の処分としたが、「勤務時間外の私的な出来事」だったとの理由で、同年12月10日に新聞報道されるまで公表していなかった[10]
    • 10月 - 大津北署が、覚醒剤事件で先に逮捕した男について、DNA鑑定によって、2010年6月三重県松阪市で発生した窃盗事件にも関与していたとして再逮捕したが、当該の事件は、既に三重県警松阪署によって、別の被疑者の余罪として立件されていた。このため両署は話し合いの上で、別の未解決の窃盗事件を大津北署が不送致余罪を活用し検挙した形にした。検挙件数の帳尻合わせ目的の可能性があり、県警は不正に捜査資料が作成された可能性を視野に調べている[11]
  • 2014年(平成26年)
    • 6月27日 - 三重県内で発生した窃盗事件をめぐり、滋賀、三重両県警が検挙の統計を不正に処理していた問題で、滋賀県警は、公電磁的記録不正作出と同供用の疑いで、滋賀県警の50代男性警部補と30代男性巡査長、三重県警の50代男性警部の3人を書類送検した。いずれも容疑を認めているという[12]
  • 2015年(平成27年)
    • 3月18日 - 男性巡査長が同僚の財布から10万円を盗んだとして、窃盗容疑で書類送検されていたことがわかった。県警は4月に減給3か月10分の1の懲戒処分とした巡査長は依願退職[13]
    • 6月9日 - 落とし物をシュレッダーで裁断するなど不正に扱ったため、監察室が調査を行った[14]
    • 7月16日 - 警部と警部補をそれぞれ減給の処分にした。2人は部下を計20回ほど、長時間机の前に立たせ、「お前なんかいらん。やめてしまえ」などの暴言を吐いた。また顔を殴ったり、火をつけたライターを体に近づけたりした[15]
    • 10月24日 - 男性巡査部長を盗撮の容疑で逮捕[16]
  • 2016年(平成28年)
    • 11月 - 長浜署が秋の人事異動に合わせて開いた懇親会において、複数の男性警察官が、女性職員2人にプロレスの技を掛け、その様子をカメラ付き携帯電話で撮影していたことが判明し、県警はセクシャルハラスメントとして8人を処分した。うち1人は依願退職した[17]
  • 2017年(平成29年)
    • 3月18日 - 2016年11月に女性署員にセクハラ行為があったとして、署員2人に減給処分、その他の6人にも処分[18]
    • 7月 - 男性警部が証拠品写真が入ったSDカードを紛失し、県警は7月11日付でこの警部を所属長注意の処分[19]
  • 2018年(平成30年)
    • 4月11日 - 彦根警察署河瀬駅前交番(彦根市)において、男性巡査(19歳)が上司に当たる巡査部長(41歳)を貸与されていた拳銃で射殺した後、交番のパトカーを使って逃走する事件が発生した。巡査はその後にパトカーを乗り捨てさらに逃走するも、翌日未明に愛荘町内で発見され殺人容疑で逮捕された[20]
    • 5月 - 県警交通部の50歳代の男性警部と、その部下の30歳代の巡査部長と巡査長の計3人が、県内で発生した交通事故の実況見分調書を不正に書き換えたとして、虚偽有印公文書作成などの容疑で書類送検された[21]
    • 7月30日 - 特殊詐欺の容疑者(22歳男性)らの嘘の供述により、特殊詐欺グループの「上位役」として大学生が逮捕される冤罪事件が起こった。22歳男性容疑者らの供述を根拠に大学生から供述を引き出そうとする強引な手法や、取り調べ中に担当の男性刑事が居眠りをするなど、捜査の杜撰さも指摘されている。なお、滋賀県警は適切な捜査だったとしており、大学生や家族に対して謝罪を行っていない[22][23]
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 7月3日 - 県内の警察署に勤務する男性警部(53歳)が、勤務を終えて午後6時半ごろから、女性と知人男性の3人で米原市内の飲食店で酒を飲むなどし、午後9時ごろ、トイレに居合わせた女性に無理やりキスをするなどした。滋賀県警は7月25日、男性警部を強制わいせつ容疑で男性警部を大津地方検察庁に書類送検し、停職(1ヵ月)の懲戒処分とした。男性警部は同日付で依願退職[24]
    • 7月20日 - 女性巡査(20代)が元同僚(発覚前に退職)と不倫関係にあったとして、県警は女性巡査を所属長訓戒の懲戒処分とした。女性巡査は同日付で依願退職[25]
    • 7月30日 - 警察署刑事部門にいた警部(40代)、警部補(30代)と巡査部長(30代)、巡査長(20代)の4人が、2019年12月に起きた事件の捜査報告書など7通を2020年1~4月、シュレッダーで細断した。県警は7月30日、公文書毀棄の疑いで4人を書類送検した。
    • 10月 - 生後1ヵ月の乳幼児の腕を咬んで全治約1週間の怪我を負わせたとして、傷害罪の疑いで20代の女性が逮捕される冤罪事件が起こった。その後、事件の証拠とされていた歯形が別人のものだと判明し、2020年1月の公判に証人として出廷した県警の鑑識担当者が「取り違えた可能性がある」と認めた。その後、大津地検は9月18日に女性の起訴を取り消した。弁護側は23日間も不当に勾留された上、執拗に自白を強要されたとして、刑事補償の請求も視野に入れている[26][27][28][29]
  • 2020年(令和2年)
    • 3月31日 - 2003年5月に湖東記念病院(現在の東近江市)で起きた入院中の患者が死亡した事故を巡り、殺人罪に問われて12年間服役していた元・看護助手の女性の無罪が確定した。なお、彼女の取り調べを行った刑事は彼女の恋心を利用し、嘘の自白をさせた事が判明。なお、その刑事は現在、長浜署にて出世をしている他、滋賀県警は捜査上問題はないと主張した他、「無罪判決については、真摯に受け止め、今後の捜査に生かしてまいります」と回答した。[30][31]

  1. ^ 不倫相手に捜査情報漏らす…男性警官を書類送検[リンク切れ] 読売新聞 2012年11月8日
  2. ^ 酒ついで回らなかった…警察学校教官が平手打ち 読売新聞 2011年3月10日
  3. ^ 男性警部を懲戒免職 酒気帯び運転の車に同乗、滋賀県警 47NEWS 2011年3月4日
  4. ^ 警部補が“事故隠し” 警察に申告せず、相手にはウソの連絡先 スポニチ 2011年2月7日
  5. ^ 乗ってきたパトカーがない!仲裁終え外に出たら[リンク切れ] 読売新聞 2012年3月30日
  6. ^ 知人女性宅へ入り込み突き飛ばす…容疑の警部補[リンク切れ] 読売新聞 2012年5月20日
  7. ^ 公文書偽造:容疑の滋賀県警警部補を逮捕[リンク切れ] 毎日新聞 2012年7月25日
  8. ^ 逮捕手続き,県警がミス 容疑施行前で一度釈放[リンク切れ] 京都新聞 2012年6月3日
  9. ^ 「安易にやってしまった」交通事故の見分状況書を書き換え、署員2人を書類送検 滋賀県警 産経新聞 2017年5月27日
  10. ^ 同僚警官に頭突き・たばこの火…巡査長書類送検[リンク切れ] 読売新聞 2013年12月10日
  11. ^ 滋賀・三重県警:検挙数を帳尻合わせ 未解決を「余罪」[リンク切れ] 毎日新聞 2014年4月30日
  12. ^ 検挙数不正:滋賀、三重県警署員ら3人を書類送検[リンク切れ]毎日新聞 2014年06月27日
  13. ^ 巡査長、同僚の10万円盗んだ疑い 「小遣いの足しに」朝日新聞 2015年5月26日
  14. ^ 警察署内で落し物を裁断処分[リンク切れ]NHKWEBニュース 2015年6月9日
  15. ^ 火ついたライター、部下に近づけ…滋賀県警、警部ら処分 - 朝日新聞
  16. ^ 盗撮:大阪・日本橋のアニメイトで 滋賀の警察官逮捕 毎日新聞 2015年10月25日
  17. ^ 女性署員に懇親会でプロレス技 滋賀 長浜警察署[リンク切れ] NHKニュース 2017年1月27日
  18. ^ “「セクハラあった」8人処分 滋賀県警、女性署員にプロレス技”. 京都新聞. (2017年3月18日). http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170318000064 2017年6月10日閲覧。 [リンク切れ]
  19. ^ 事件関係の写真248枚入りSDカード紛失 滋賀県警、管理責任者の警部を所属長注意処分 産経新聞 2017年7月27日
  20. ^ 教育係の同僚警官射殺、19歳巡査逮捕 容疑で滋賀県警[リンク切れ]京都新聞 2018年4月12日 同日閲覧
  21. ^ 滋賀県警 事故調書を不正書き換え、警部ら3人書類送検 毎日新聞 2018年8月29日
  22. ^ 逮捕4回、勾留10カ月、内定だめに 詐欺で無罪の男性「犯人と決めつけられた」京都新聞 2019年10月18日
  23. ^ なぜ大学生は逮捕されたのか?日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」2020年1月21日放送
  24. ^ 知人女性にわいせつ容疑 滋賀県警警部を書類送検”. 産経新聞 2019.7.26 07:13. 2020年8月14日閲覧。
  25. ^ 女性巡査、元同僚と不倫「家族や組織を裏切った」…所属長訓戒”. 読売新聞 2020/08/14 18:31. 2020年8月18日閲覧。
  26. ^ 歯型鑑定に誤り? 大津地検、起訴取り消しへ”. 朝日新聞 (2020年9月18日). 2020年9月18日閲覧。
  27. ^ 滋賀県警が別人の歯型を証拠に逮捕 起訴取り消し、うその自白を強要か”. 中日新聞 (2020年9月18日). 2020年9月18日閲覧。
  28. ^ 起訴取り消し 歯型取り違え、謝罪―大津地検”. 時事通信 (2020年9月18日). 2020年9月18日閲覧。
  29. ^ 乳児のかまれた跡は別人の歯形、滋賀県警が証拠取り違え誤認逮捕 公訴棄却決定、県警と地検が謝罪”. 京都新聞 (2020年9月18日). 2020年9月18日閲覧。
  30. ^ 元看護助手再審無罪…恋心利用した「嘘の自白」で服役12年の悲劇」YAHOO!ニュース 2020年4月22日
  31. ^ 刑事に恋した女性の悲劇日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」2020年4月28日放送


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