浜松球場 施設概要

浜松球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 19:30 UTC 版)

施設概要

浜松球場

  • 両翼:99.1m、中堅:122m
  • 内野:クレー舗装、外野:天然芝
  • 照明設備:照明塔6基
  • スコアボード:LED式 ボールカウント「BSO」表示
  • 収容人員:26,000人(内野:座席11,000人、外野:芝生席15,000人、身障者用席有)
  • 放送席 - バックネット裏内野席上段に設置。グランド側の顔出し用の窓は使用していない場合、シャッターで開閉ができる。

第二野球場

  • 両翼:80m、中堅:97m
  • 内野:クレー舗装、外野:芝生

アクセス

遠鉄バス53・56萩丘都田線市営グランドバス停から徒歩0分または遠鉄電車西鹿島線上島駅から徒歩15分。

遠州鉄道により浜松駅バスターミナルからの臨時直通バスが運行される場合もある。

新球場建設計画

現在の球場は1979年に建設されたものであるが、施設の老朽化が著しくなってきており、浜松市議会が移転検討委員会を設置し、野球場を遠州灘海浜公園で今後整備が検討されている篠原地区[5]、または浜松市内の別の個所の既存球場に機能を移転し、四ツ池公園に隣接する陸上競技場の機能拡充化を検討していることがわかった[4]。不足している駐車場の拡張や課題解消のために拡張する陸上競技場と野球場の併存・建て替えは敷地が狭すぎるというのが理由である。

移転予定地の最有力候補地となる遠州灘海浜公園は、すぐそばの海岸にウミガメの産卵地があることから、ドーム球場にする案を浜松商工会議所などが中心となって静岡県知事川勝平太に要望書を提出し、川勝も「風の影響も、全天候型ドームであれば心配ない。照明への生物への影響も全部覆えば大丈夫」とする前向きな姿勢を示した[6]

その後新球場建設の工費などを試算した結果、2万2000人収容のドーム球場である場合は370億円、1万3000人程度でも290億円の工費がかかることが静岡新聞の取材で明らかになった。最も安価な1万3000人収容の屋外型(外野芝生席)でも80億円程度である[7]

2022年9月、静岡県は定例会建設委員会で、アオウミガメの産卵への影響を調査した結果「照明による影響は顕著に確認できなかった」とした一方、参考人招致に参加した専門家から「データが不足している」と指摘され、過去の浜松市の調査などを踏まえ「子亀の生態に人工光の影響がある」と指摘。そのため整備案の試算に際してはすでに発表されていたドーム化やナイター設備ありの屋外球場に加え、ナイター設備無しの状態での4つの案も提示し、ナイター設備がない場合はいづれの案とも10億円程度は安くなるとしたうえで公園緑地課は「自然環境に配慮すると、照明のある普通のタイプの球場は考えにくい」とする認識を示し、今後は照明塔のあるドーム球場か、照明のない屋外球場の2つの案に絞って検討を重ねることにし、2022年度内に取りまとめることとなった[8]が、このとりまとめができなかったため、2023年度一般会計当初予算案に、PFI(民間資金活用による社会資本整備)を導入するための調査費・3000万円を計上する方針であることが分かった[9]

なお浜松市議会大型公共施設調査特別委員会(2022年10月)において、「四ツ池公園の再整備方針が決まったとしても当面は既存施設も利用しなければならない」として、老朽化した箇所の改修などを行う方針を示したが、球場に関しては新球場の建設による機能重複を避けるため、新球場の規模などを見極めて再検討する方針を予定しているといわれている[10]

静岡県は2023年2月定例県議会において、ドーム球場に絞る方針を提案する見通しであることが分かった[11]

脚注








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