氷と炎の歌の登場人物 ジャノス・スリント

氷と炎の歌の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 02:27 UTC 版)

ジャノス・スリント

Janos Slynt

ジャノス・スリントは〈王都の守人〉(都市警備隊)の総帥として登場する。エダード・スタークジョフリー・バラシオンを退位させようとしていた時、ピーター・ベイリッシュはジャノスとともにエダードの味方をすると言う。だが実は二人ともラニスター家と通じており、エダードを裏切って逮捕しスターク家の家人を虐殺する。ジャノスはこの功で〈小評議会〉に席を得て、低い身分の生まれにもかかわらず貴族となり、由緒正しい〈ハレンの巨城〉(ハレンホール)の領主とされる。ジャノスの成り上がりはタイウィン・ラニスターをはじめとする貴族を怒らせる。〈王の手〉となったティリオン・ラニスターは、サーセイ・ラニスターの命でジャノスが故ロバート王の私生児の娘を殺したことに怒り、ジャノスを〈壁〉に追放する。

ジャノスはスターク家を憎み、〈壁〉でアリザー・ソーンとともにジョン・スノウに敵対する。イグリットと関係を持ち、〈野人〉と行動を共にした罪でジョンを投獄した後、ジョンを送り出してマンス・レイダーを暗殺させようとするが、スタニス・バラシオンの軍の到着で失敗する。ジャノスは〈冥夜の守人〉の総帥に立候補するが、サムウェル・ターリーの運動によってジョンが選出される。選挙でスタニスの支持を得ようとするが、〈王都の守人〉の総帥として賄賂を受け取っていた件を持ち出され、侮辱される。自分が王であったならば、ジャノスを処刑していたはずだとまでスタニスは言う。

ジャノスは、〈冥夜の守人〉の総帥となったジョンの頭痛の種となり続けるが、父親が裏切られたにもかかわらず、ジョンはジャノスを砦の司令官として活用しようとする。だがジャノスはジョンの命令を拒否し、人前でジョンを侮辱する。ジョンはついにジャノスを自らの手で斬首する。『ゲーム・オブ・スローンズ』ではドミニク・カーターが演じる。







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