氷と炎の歌の登場人物 グレイトジョン

氷と炎の歌の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 02:27 UTC 版)

グレイトジョン

Greatjon  (Jon Umber) ジョン・アンバー

スターク家の旗主であり、〈最後の炉端城〉(ラスト・ハース城)の城主、アンバー家の当主であり、その巨大な体躯ゆえに”グレイトジョン”と呼ばれることが多い。ロブ・スタークが旗主を呼び集めた時に、家来たちをウィンターフェルに連れて来る。最初は若い公の権威に挑戦するが、ロブの大狼グレイウィンドに二本の指を噛み切られたあとは、ロブの最も熱烈な支持者となる。ロブの軍の先陣を南に率いて〈ささやきの森の合戦〉と〈野営地の合戦〉に参加する。リヴァーランが解放された後、ロブを北の王であると宣言する最初の貴族となる。〈釁られた婚儀〉を生き延び、双子城フレイ家の捕虜になっていると信じられている。グレイトジョンは『ゲーム・オブ・スローンズ』において、クライブ・マントル英語版が演じる。

グレガー・クレゲイン

Gregor Clegane

サー・グレガー・クレゲインはクレゲイン家の家長で、サンダー・クレゲインの兄であり、ラニスター家の旗主である。グレガーは8フィート (2.4m)の身長、30ストーン(190kg)もの体重であり、体のほとんどが筋肉で驚くべき膂力を発揮する。”馬を駆る山”あるいは単に”山”とあだ名されている。その板金鎧はあまりに分厚く重いため、他人にはそれを着て戦うどころか動くことすらできない。

その体の大きさと強さのゆえに、極めて強力な戦士であり、残酷性と獣性は恐怖の的である。弟サンダーが7歳の時、12歳のグレガーのおもちゃを盗ったため、グレガーはサンダーの顔を火鉢に押しつけ、火傷を負わせた。噂によれば、グレガーは父親、妹、そして最初の二人の妻を殺し、その城は不気味な所で、召使は説明のつかない失踪をし、番犬さえも広間に入るのを恐れると言う。グレガーは数えられないほどの強姦と殺人を行うが、最も悪名高いのは、〈ロバートの反乱〉において、ラニスター家がキングズランディングを略奪した時の行為である。グレガーは幼児であったエイゴン・ターガリエンの頭を壁に叩きつけて殺し、ドーンのプリンセス・エリアを暴行して殺した。息子の血と脳漿がついた手でその母を犯し、殺したのである。

〈五王の戦い〉の間、 タイウィン・ラニスターリヴァーランドに送りこまれ、襲撃隊を率いる。グレガーの一隊は、焼き討ち、暴行、拷問、無実の村の皆殺しを行う。ベリック・ドンダリオンがグレガーを捕えるために送りこまれるが、待ち伏せされて殺される。一時期は正体を知らずにアリア・スタークを捕虜にしていたため、アリアの章はグレガーの残虐行為の直接の報告ともなる。

ティリオン・ラニスタージョフリー・バラシオン殺害の件の潔白を証明するために決闘裁判を要求した時、ティリオンを告発した摂政太后サーセイは、グレガーを自身の擁護者に指名する。オベリン・マーテルは、姉エリアを殺された復讐の機会と見てティリオンの擁護者となる。決闘でオベリンは毒を塗った槍でグレガーを刺すことに成功する。グレガーはエリアを殺したことを認めるが、オベリンの頭蓋骨を潰して殺し、決闘裁判に勝つ。だが毒によって、グレガーは長く苦痛に充ちた死を迎える。死の淵で意識を失い、グレガーはクァイバーンの医学実験のために地下牢に運ばれ、それ以来その姿は見られていない。グレガーの頭蓋骨は、エリア、エイゴン、そしてオベリンの死の償いとしてマーテル家に与えられる。

グレガーは『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン1では、コナン・スティーブンスが、シーズン2ではイアン・ホワイトが、シーズン4以降ではハフソー・ユリウス・ビョルンソンが演じる。

コアリーズ・ヴェラリオン

Corlys Velaryon

ターガリエン家の旗主で強大な海軍をもつ有力なヴェラリオン家の当主。レイニス王女を妻に迎え、〈双竜の舞踏〉では息子と結婚したレイニラ王女を支持する。







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