氷と炎の歌の登場人物 ラムジー・スノウ

氷と炎の歌の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 02:27 UTC 版)

ラムジー・スノウ

Ramsay Snow

ラムジーは、ルース・ボルトン公の認知された私生児であり、ボルトンの私生児、あるいはドレッドフォートの私生児と呼ばれる。ラムジーは肉付きがよく、ふっくらとした唇と長い髪と、父と同じく奇妙に青白い目を持つ。ルースが冷酷で計算高い一方で、ラムジーは悪意に充ちて予測不能であり、拷問を楽しむ。敵の皮を剥ぐという、ボルトン家の古の慣習を熱心に実践する。

父が戦争に出かけていた間、ラムジーはドレッドフォートで軍勢を集める。隣の領地のホーンウッド家がその領主も世継ぎも失ったと聞きつけた時、彼は未亡人となったレディ・ドネルラ・ホーンウッドを誘拐し無理やり結婚する。床入りを済ませた後、無理やり彼を世継ぎに指名させ、塔の独房に閉じ込めて食べ物を与えず飢え死にさせる。この罪を裁かれそうになった時、家来のリーク(”くさや”)、を装ったまま、捕えられてウィンターフェルに連れて来られる。シオン・グレイジョイがウィンターフェルを奪った後、リークとしてシオンに服従を誓い解放される。スターク家の軍がウィンターフェルに押し寄せた時、ドレッドフォートから数百人のボルトン家の兵士と共に戻り、味方だと思い気を許したスターク軍を城の外で襲う。城の門が開かれると、今度は城を守っていた鉄諸島の軍に刃を向け、正体を明らかにし、シオンを捕虜にしてウィンターフェルを焼き尽くす。シオンをドレッドフォートの囚人とし、皮を少しずつ剥ぐ。

〈釁られた婚儀〉の後、トメン王は、ルース公の求めに応じてラムジーを嫡出子と認め、ラムジー・ボルトンとする。この後、ラムジーを私生児あるいはスノウと呼ぶ者に対しては暴力で思い知らせることになる。男の世継ぎを失ったウィンターフェルの領主となるため、アリア・スタークを装っている娘ジェイン・プールと婚約する。結婚した後は、ジェインを性的にそして肉体的に虐待する。ジェインとシオンがマンス・レイダーの助けで脱出した後、ジョン・スノウに手紙を送り、マンスを捕え、ウィンターフェルを攻撃したスタニス・バラシオンを殺したと書いてよこす。手紙でシオンとジェインを返すように要求し、スタニスの家族らを捕虜として要求する。拒否した場合、ジョンを殺し、〈冥夜の守人〉を叩き潰すと脅す。

ラムジー・スノウは『ゲーム・オブ・スローンズ』でイワン・リオンが演じる。







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