未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 15:27 UTC 版)
概要
『未来戦隊タイムレンジャー』と『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のクロスオーバー作品であるスーパー戦隊Vシネマ第7弾。『タイムレンジャー』がスーパー戦隊VSシリーズのタイトルに入るのは本作品が唯一となっている[1][注釈 1]。
両戦隊が原始時代、江戸時代、西部開拓時代それぞれにタイムスリップする。また『ゴーゴーファイブ』での敵幹部・ピエールも登場する。『ゴーゴーファイブ』本編終盤でベイエリア55はグランディーヌが起こした津波で水没し、ビクトリーロボも破壊されているが、本作品ではロボが健在な1999年当時から召喚するという手段で再登場を果たし、タイムロボやブイレックスとの協力によるオリジナル技「プレッシャープロミネンス」を見せる。
ゴーゴーファイブはタイムレンジャーのことを知っており[注釈 2]、現場に急行した際に言及している。タイムレンジャー側も現代人である竜也と直人の2人がゴーゴーファイブおよびビクトリーロボのことを知っていた旨の発言をしている。さらにギエンも災魔一族を知っている。また本作品ではタイムレッドがゴーゴーファイブの名乗りを一部担当している。
本作品発売前に放送された『タイムレンジャー』の特別編『スーパー戦隊大集合』でも『ゴーゴーファイブ』の紹介時に本作品について触れられており、後述の時系列の関係上、シオンが「僕知ってます」と発言し、竜也が「そうそう、実は(ゴーゴーファイブに)会ったことがあるんだよな」と過去の出来事として発言している。
時系列が明確にされていない作品の多い本シリーズとしては珍しく、時系列が明確に設定されている[注釈 3]作品となっている。
EDにはOP「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー〜」の英詞版「Beyond time and space」が使用された(OP・EDのクレジットは無し)。
本作品よりディスクメディアがレーザーディスクからDVDへ移行し、本作品の発売に前後して『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』から前作『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』までのDVDも発売された[2][3]。
注釈
出典
- ^ a b 超解析 2018, p. 120, 「第4章 スーパー戦隊VSシリーズ / クロスオーバー作品全解説 未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ」
- ^ 「DVD、ビデオ&CD情報」『宇宙船』Vol.95(2001年冬号)、朝日ソノラマ、2001年3月1日、97頁、雑誌コード:01843-03。
- ^ 「2000TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 2001』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、2001年4月30日、64頁。雑誌コード:01844-04。
- ^ a b 百化繚乱 下之巻 2012, p. 122
- ^ a b c d e f 「スーパー戦隊の常識 レジェンド戦隊編」(双葉社)125頁 2012年
- ^ a b c d e 超全集 2001, pp. 63–65, 「未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ」
- ^ パンフレット 2011, 「スーパー戦隊VSシリーズヒストリー&全作品解説」
- ^ a b c d 超全集 2001, p. 73
- ^ a b c ACTion 2021, p. 220.
- ^ “渡辺勝彦 – 株式会社レッド・エンタテインメント・デリヴァー”. レッド・エンタテインメント・デリヴァー. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “電王、キバ、シンケンジャーなどの劇場版やVシネ10作、YouTubeで無料配信”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年8月5日) 2020年11月25日閲覧。
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