放課後のプレアデス 登場人物

放課後のプレアデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 05:47 UTC 版)

登場人物

すばる
- 高森奈津美
主人公。星が好きなピンクの髪の少女。誕生日は5月9日[8]。敬語が苦手で、幼馴染のあおいからはどんくさいと言われている。5人の中で最後に魔法使いになった。
中学校進学時、親友のあおいが自分を置いて黙って別の中学校へ進学してしまった事から、自分は実はあおいにとって足手まといな存在だったのではないかと傷つき疎遠となっていたが、プレアデス星人に選ばれたことでまた同じ学校に通うことになる。
あおいとの友情の印であるこぐま座のペンダントを持っており、運命線の違うあおいも同じペンダントを持っている。
7年前に入院した母親(声 - 佐藤利奈)のお見舞いで父親(声 - 加藤将之)と病室に迷い込んだ際にみなとと出会っている。
ドライブシャフト(杖)のモチーフはレガシィ(5代目 BM/BR系、テレビアニメ版では6代目 BN系がモチーフ)
あおい
声 - 大橋歩夕
すばるの幼馴染で、眼鏡をかけた青い髪の少女。誕生日は8月30日[8]。ボーイッシュな見た目や服装をしており、本人は隠そうとしているが可愛いものが大好き。
すばるは、自分がいなくては何もできないと思っており常に気にかけている。
すばるの事情とは正反対で、中学進学時にすばるが自分に黙って別の中学に進学してしまった事から、自分のすばるへの思いはただの独りよがりだったのではないかと悩み疎遠になっていたが、プレアデス星人に選ばれたことで再びすばると同じ学校に通いだす。
ドライブシャフトのモチーフはインプレッサVA型WRX(3代目 GE/GH系、テレビアニメ版ではWRX VAがモチーフ)。
いつき
声 - 立野香菜子
黒髪の少女。誕生日は8月5日[8]。柔らかい物腰で、誰にでも優しい女の子だが、見た目に反して力持ち。
幼少時は快活で積極的な性格だったが、兄の制止を聞かず登った木から落ちて額に怪我をしてしまい、更にこれに関する父親(声 - 川島得愛)と母親(声 - 植竹香菜)からの叱責が自分ではなく兄(声 - 石川界人)に向けられたことから、それ以降自分のわがままで他人を傷つけたくないと自分の言いたいことを言えない性格になった。またこの事から、怪我の跡に近い前髪に触れられることを極端に嫌う。
ドライブシャフトのモチーフはフォレスター(3代目 SH系、テレビアニメ版では4代目 SJ系がモチーフ)。
ひかる
声 - 牧野由依
オレンジの髪の少女。誕生日は4月12日[8]。メンバーの中でも一番快活なムードメーカー。絶対音感の持ち主で運動神経もよいなど天才肌の持ち主だが、行き届いた気配りができる性格の持ち主。ドライブシャフトの腕前もかなり高い。
母親(声 - 篠原恵美)は天文台所長で、父親(声 - 津田健次郎)はピアニスト。本も映画も内容が分かったところで途中で止めてしまう中途半端さを内心気にしている。幼い頃、父親の作りかけの楽譜に音符を付けたことを未だに気にしていた。
ドライブシャフトのモチーフはトレジア(作中唯一のOEM車(トヨタ自動車ラクティス)だが、開発からスバルの技術者も携わっている)。
ななこ
声 - 藤田咲
紫の髪の少女。誕生日は10月18日[8]。オカルト的な趣味を持ち普段から魔女のような帽子とマントを着ており、靴下は履かずに裸足のままで上履きやローファーを着用するスタイルを取っている。プレアデス星人、通称「会長」の通訳を担当している。会長の通訳するとき以外は、静かでときどき謎めいた言葉を話したりする。
河原の石の中にいた会長の声に気付き、最初に接触した人間。その際、光の塊だった会長に促され、無意識に弟が昔絵に描いた空想の宇宙人「プレアデス星人」の姿と名前を与えた名付け親。
両親と弟の4人暮らしだったが、今は父親(声 - 津久井教生)と2人暮らし。7年前に母親(声 - 木村はるか)が弟(声 - 田中あいみ)だけを連れて放浪旅行に行ったことで、どんなに幸せでもいつかは一人だと思うようになり独りよがりになっていた。
ドライブシャフトのモチーフはエクシーガ→エクシーガ クロスオーバー7(テレビアニメ版)。
プレアデス星人
声 - 藤田咲
青い水の玉のような姿をした宇宙人ですばる達からは「会長」とよばれている。事故でバラバラになった恒星間宇宙船のカケラ「エンジン」を集めるために、すばる達に魔法の杖「シャフト」を与え魔法使いにする。
雄弁に話すが、ななこ以外には何を言っているか理解出来ず、すばる達はななこの通訳を介さなくては意思疎通出来ない。ななこの家に住んでおり、いつもななこの頭の上にいる。かなり食い意地が張っている。
第6話でプレアデス星人は昔住んでいた星が崩壊し、新天地を求め自分たちの時を止めて宇宙を旅していた。しかし、7年前に地球に到着する前の事故で宇宙船が故障し、12個(現在は13個)のエンジンのカケラはバラバラに散ってしまう。そのうちの1匹だった会長は、巨大な宇宙船を誰にも見られない地球の空に隠し、エンジンのカケラを宇宙または地球上で探すこととなった。その際にプレアデス星人の持つ「あらゆる可能性のなかの1つを任意に選べる技術」を使ってすばる達5人を呼び出した。小説版ではみなとの指摘で宇宙人ではなく宇宙船そのものの概念であることが判明する。第8話から、過去河川敷の石と同化していた時にななこに助け出され彼女の想像する「プレアデス星人」のイメージで固定化、以後彼女の家に居候していたことが判明する。
エルナト
声 - 堀江由衣
みなとの回想に登場する黄色いマフラーを巻いた少年。名前は仮名で、おうし座で2番目に明るい恒星エルナトからみなとがつけたもの。壊れた宇宙船をなおすために一人で「可能性の結晶」というエンジンとは違う結晶を集めていた。しかしそれを目撃したみなとを魔法使いにし、2人で結晶集めを始めることになる。結晶集めは順調だったが、あることがきっかけで対立する。エルナトはエンジンのかけらを使って自分の過去をやり直そうとするみなとを説得するが、聞く耳を持たないみなとの魔法陣に倒され、石化する。7年後河川敷で偶然ななこに発見され、「プレアデス星人」と名付けられる。
みなと
声 - 桑島法子
すばるが展望台に行こうとして不思議な空間に入ったときに出会ったおとなしい少年。誕生日は4月22日[8]
すばるが学校の色々な扉を開けた時にその空間に行くことができ、いつも彼女の相談に乗っている。謎の少年と瓜二つの姿をしているが、目の色が青い。すばるがエンジンのカケラ集めしていることを知らないことと、彼の耳につけているピアスのデザインが少し違うことから別人だと思われた。正体は何らかの事象で(小説版では現実に絶望したみなとの救済を願ったエルナト)分割されたみなとの魂の片割れ。もう一人のみなと(謎の少年の)とは対照的に、可能性の結晶で創り上げられた庭園ですばるに見つかるまで静かに眠っていた。記憶の大半を失っており、第5話以前まで庭園での安穏な生活を楽しんでいた。ところが第6話で全ての記憶を思い出しもう一人の自分(謎の少年)がエンジンのかけらを使って自分の運命を変えようとしていることに驚愕する。そして不思議な空間内の庭園の花を満開に咲かせたあと、姿を消した。その際エンジンのカケラを奪うのに失敗した謎の少年と初対面し、何やら言葉を交わすが詳細は謎のままである。小説版では謎の少年と邂逅した後、二人の魂が1つに融合する。それ以降はいままでの穏やかな気質に加えて、自分のためなら手段を選ばない謎の少年の獰猛さが内包した二重人格のような状態となった。
その後、すばるの学校に転校し、彼女と何事もないように過ごす。
謎の少年
声 - 桑島法子
角のついたヘッドアクセに黒いマントを羽織った赤髪の少年。エンジンのカケラを狙っており、高圧的な態度でいつもすばるたちを邪魔している。
テレビアニメでは、みなとと瓜二つの姿をしているが、目の色が赤い。第6話でみなとと初対面し、何やら言葉を交わすが詳細は謎のままである。
正体はみなと。7年前、星が好きな少年だったが、身体が弱く病院で入院していた。ある日の夜、怪しい行動をする少年と出会う。エルナトと名付けた少年は、壊れた宇宙船をなおすためにカケラ集めをしていた。彼の役に立ちたいと思ったみなとはカケラ集めに協力し、友達になる。夜のカケラ集めはずっと病室で過ごしていたみなとにとって未知の冒険だったようで、楽しい時間だった。その途中に病室に迷い込んだすばるに遭い、魔法で宇宙を見せた。彼女と話しているうちに、弱い自分でも誰かを守ったり、役に立てると希望を持つようになる。しかしエンジンのカケラに遭遇し、すばるの願いのために捕まえようとした際、エルナトに与えられた魔力を使い切ってしまう。さらにエルナトと出会った時から昏睡状態になっていて魂の状態で行動していたこと、エルナトとのカケラ集めもすばるとの出会いも全てが幻だということを悟りショックを受ける。絶望を知ったみなとは未来へ向かっているエンジンのカケラを使って、過去からやり直そうと目論むも失敗。それ以来彼の魂は分割され、一人は呪われた存在として宇宙を漂い、一人は「可能性のカケラ」の力で永遠に覚めないまま地球に残した。
そして13個のカケラでみなとが叶えたい願いは「自分だけの世界を探して地球から自分のことを消す」ことだった。第10話で11個のカケラを奪い、12個目のカケラを待っていた時に追いかけてきたすばるに会い、みなとと過ごした記憶は幻ではなかったという言葉に衝撃を受け涙する。ところが現れたエンジンのカケラからすばるを庇って胸を突かれてしまい、消滅した。
しかし子供時代のみなとから渡された可能性の結晶に導かれたすばるが再び彼の温室(現実の病室)の扉を開け、彼に結晶を返すことで魔法使いとして復活した。
この時衣装は黒基調の角マントの姿ではなくすばるのように白を基調としたものに変わっており逆にすばるの方が黒を基調とした姿へと変身した。
この姿になってからは飛行時はすばる達と同様のドライブシャフトを使用するようになるが、モチーフはレヴォーグである。
エンジンのかけら集めが終わったあとは現実を受け止め、いつかすばるが病室の扉を開けてくれるのを待ち望んでいる。小説版ではすばるの時間軸で昏睡状態から目覚めた。

  1. ^ 絵本『塔の中のお姫さま』絵コンテも担当。
  2. ^ 発音は次回予告より。






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