感動詞 感動詞の概要

感動詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 19:40 UTC 版)

日本語

一般的には、1.自立語活用がなく文中で独立しており(独立語)、2.感動の表出や呼びかけ、応答などに用いられる語をいう[1]

「感歎詞(感嘆詞)」と呼ばれていたが、大槻文彦「語法指南」(『言海』所収、1889年)で「感動詞」の術語が使用され、明治後期には「感動詞」が広く使われるようになった[1]。明治期には助詞を感動詞に含める文献もあったが、大正期には助詞を除外し独立語であるとする文典が増え、昭和期には一般的に助詞を除外するようになった[1]

はたらき 相当することば
感動 話し手の感動を表す。 口語 「ああ」「まあ」など[2]
文語 「ああ」「あっぱれ」「あはれ」「あな」など[2]
呼び掛け 相手に呼びかける。 口語 「もしもし」「ちょっと」など。
文語 「いかに」「いざ」「やあやあ」など[3]
応答 相手に応答する。 口語 はい」「いいえ」「うん」など[4]
文語 「いな」「おうおう」など[4]
挨拶 相手に挨拶する。 口語 「おはよう」「こんにちは」「さようなら」など。
掛け声 話し手や相手に呼びかけて、調子をとったり、勢いをつけたりする。 口語 「えい」「よいしょ」「それっ」など。

英語

  • ah(ああ)
  • aha(なるほど)
  • eh(そうだろう?、~だよな?)
  • er(あの-)
  • hmm(うーん)
  • oh(おお)
  • uh(えー、あのー)
  • wow (うあー、わお)
  • well(えーと、まあ)

中国語

  • a ㄚ˙ (返事や頷いた際の「ああ」や、驚いた際の「あっ」)
  • en ㄣ˙ (頷いた際の「うん」、考えている時や悩んでいる際の「ん…」。三点リーダと併用することもある)
  • wéi ㄨㄟˊ (電話応対の決まり文句「もしもし」)
  • 哎呀 aiya ㄞˋㄧㄚ˙ (驚いた時の言葉「あらま」)
  • o ㄛ˙ (驚いた際の「おお」など)

朝鮮語

  • 아이고 aigo (感極まった時、溜め息をつく時の言葉)

脚注

[脚注の使い方]

参考文献

  • 永山勇 『国文法の基礎』(改訂2版)洛陽社、2010年7月30日。ISBN 978-4-8442-0026-0 

関連項目


  1. ^ a b c 石川創「「感動詞」の定義の変遷について」『駒沢女子大学研究紀要』第25号、駒沢女子大学、2018年、 25-37頁。
  2. ^ a b 永山勇 2010, p. 165.
  3. ^ 永山勇 2010, p. 166.
  4. ^ a b 永山勇 2010, p. 167.


「感動詞」の続きの解説一覧




感動詞と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「感動詞」の関連用語

感動詞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



感動詞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの感動詞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2022 GRAS Group, Inc.RSS