川崎紫明 川崎紫明の概要

川崎紫明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 02:39 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

人物

1934年 父 土井俊一郎 母 ひで の6人兄弟の長女として大阪府高石市で生まれる。-兄3人に次いで長女として誕生。祖父母、父母、他大家族の中で寵愛の許に育てられた。特に祖父土井宙の愛情厚く、「紫明」は祖父が命名。山紫水明【山は紫に映え、水は明らかに澄む】の意。幼い頃は無口でおとなしい性格であったが感受性に富み、家族中で可愛がられて育った。祖母はキリスト教附属幼稚園を設立するなど幼児教育に生涯を捧げた人であった。

父は京都大学法学部、母は同志社大学英文科に通いつつ19才で結婚。父は日本最初の広告代理店「萬年社」勤務。母は高石市議会議員を務め当時の小泉首相より社会功労賞を受賞。社会奉仕に尽力した。3才より音楽好きな母の薫陶の許、ピアノを始める。大阪音楽大学付属高校に入学後は厳しい中にも音楽へのあこがれが強くなり、ひたすら努力を重ねる。1956年大阪音楽大学ピアノ科卒業後、クラリネット奏者だった 夫 川崎良一と結婚。その後家族でドイツ、ベルリンへ留学。素晴らしい芸術的感性のあふれる環境の中で、本来の芸術としての音楽に目覚めさせられた。

音符ビッツ開発経緯

海外留学にて、それまでの日本の音楽教育とは大きく違う感性を磨く音楽教育法に魅せられ、本物を追求する探究心が高まる。帰国後、湧き上がる情熱を持ちながらも実践指導で多くの難題を抱える中、1970年、世界的に有名なスズキ・メソード松本音楽院を訪ね、創始者鈴木鎮一氏より5年間に亘り直接薫陶を受ける。その後、右脳開発第一人者であるグレン・ドーマン博士の「赤ちゃんの知能をどう倍増させるか」のレクチャーに参加。大脳生理学へのたゆまぬ研究努力と脳科学の確固たる裏づけに基づいた「視覚と聴覚の統合による音符ビッツ学習法」を考案。1996年に「音符ビッツ」を誕生させた。2010年 東京大学安田講堂で開催された「日本赤ちゃん学会第10回学術集会(テーマ赤ちゃんの開く世界)」に出席。脳科学者 茂木健一郎氏、下条信輔氏の講演、また続いて行われたシンポジウムを通し、現代社会において赤ちゃんをより深く理解することが学問の発展だけでなく我々の未来を考えるうえでも重要であると認識し、それまでの「音符ビッツ基本指導法」に0歳からの教育として「プレ教材」が加わり一段と進化を遂げた。 聴覚と視覚の統合による効果は、年毎に実践した子供たちが結果を出した。それは音楽だけでなく、あらゆる教科、生活面においても劇的な成長を遂げ、保護者・幼稚園関係者より高い評価を得ている。現在も年毎に進化を続け、新しい教材も生まれている。

留学・海外

1965年-67年 ベルリンへ留学。ベルリン国立芸術大学(当時ベルリン市立コンセルバトワール、のちに芸術大学に合併された)に入学。Y.クラウゼ氏にピアノを師事。それまでに日本で受けてきたテクニック重視のレッスンとは全く違った指導法の許、自分自身の驚異的な変化に感動の日々を送る。留学生の母と言われたフラウ・デコヴァ氏、ピアニストの室井摩耶子氏、当時ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターだった豊田耕児氏などに大きな感化を受ける。また、夫 川崎良一(クラリネット奏者)が師事していた、クラリネット奏者ハインリッヒ・ゴイザー氏(ベルリン国立芸術大学教授)、ギオラ・フェイドマン氏(ハシディック音楽・世界第一人者)との親交も厚く、音楽のみならず、人生における師として、大きな感化を受ける。

(海外)

ドイツ、イスラエル、ギリシャ、アメリカ、フランスを歴訪。各国の見聞を通し、この国際色豊かな経験は、日本人であることの自覚と、異文化の豊かな心に触れ、人間としての成長に多大な影響を受けた。特にイスラエルには3度訪れ、ユダヤの教育の研究にも取り組んでいる。

師事した先生

小柳芳子、山田康子、遠藤信子、Y.クラウゼ氏(ベルリン国立芸術大学)







英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  川崎紫明のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「川崎紫明」の関連用語

川崎紫明のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



川崎紫明のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの川崎紫明 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS