国立小樽海上技術学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 07:08 UTC 版)
校訓
- 「海に学び、海に生きる。〜Learn the seamanship〜」
平成26年(2014年)に制定された。
制服
- 校章は、羅針盤(いわゆるコンパスマーク)で、制服は冬服はネイビーブルーの詰襟、夏服として開襟シャツが指定されている(肩章をつけるためのエポレットがつく)。袖にはイギリス海軍士官候補生の制服を模した三つ釦(オリオン座を意匠したもの)が着き、襟部には刺繍の校章がつく。海上技術学校本科統一形式の紺色5つボタンの学ランである。一部、商船高等専門学校も同じである。また戦前の高等商船学校の制服とも同じである。
- 女子制服は海上技術短期大学校の制服に類似した4つボタンの紺ダブルの制服である
- 三年生の二学期末に制帽が配布される。
- 普段着として「校内服(作業着)」があり、機関実習以外の実生活ではこれを着用する。
- 機関実習で着用するためのつなぎがある。学年カラーで青、灰色、オレンジ色がある。
- また平成27年度(2015年度)よりアポロキャップが制定された。教員用のものには月桂樹の刺繍が入る。
- 教員用の作業服として紺色のものが制定されている。
入学試験
2018年度(平成30年度)まで中学卒業者を対象に行われていた。一般の高校入試との差異として指定病院での身体検査合格や日本国籍の保有が求められる。技術短期大学校への転換に伴い、2019年度(令和元年度)より生徒募集を停止した。
推薦入試
定員の40%が推薦入試で入学する。例年1月上旬より一般入試と同時に願書受付を開始し、1月下旬に試験を行う。
試験地は当校(小樽)のみである。試験内容は基礎学力検査(数学・英語)、小論文、面接である。
自己推薦入試
平成26年度(2014年度)入試より自己推薦入試制度が設けられた。推薦入試の試験内容に加えて「志望理由書」の提出を求められる。
一般入試
定員の約60%が一般入試で入学する。例年1月上旬より願書受付を開始し2月上旬に試験が行われる。
試験内容は午前中に国語、数学、英語の筆記試験と午後から面接が行われる。
試験地は小樽(本校)、札幌市、旭川市、釧路市、函館市、宮古市。
遠隔地からの入学希望者もいるため、各地で行われる。
進路
- 就職。
- 乗船実習科を修了後、就職。
- ^ 海技教育機構に属する海上技術学校・短期大学校
- ^ 昭和23年文部省告示第47号(学校教育法施行規則第150条第4号に規定する大学入学に関し高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者) 昭和23年5月31日(最終改正 令和4年2月25日)
十九 独立行政法人海技教育機構法による独立行政法人海技教育機構(旧運輸省組織令及び独立行政法人国立公文書館等の設立に伴う関係政令の整備等に関する政令による改正前の国土交通省組織令による海員学校並びに独立行政法人に係る改革を推進するための国土交通省関係法律の整備に関する法律による改正前の独立行政法人海員学校法による独立行政法人海員学校を含む。)の本科を卒業した者 - ^ a b “海上技術短期大学校が開校 1期生40人が入学式 小樽”. 北海道新聞. 2021年4月7日閲覧。
- ^ “国立小樽海上技術短期大学校2022”. 国立小樽海上技術短期大学校. 2021年6月19日閲覧。
- ^ 『移転のお知らせ』(プレスリリース)独立行政法人海技教育機構、2022年2月16日 。2022年10月18日閲覧。
- ^ 『国立小樽海上技術短期大学校の開校宣言を行いました』(プレスリリース)独立行政法人海技教育機構、2022年4月1日 。2022年10月18日閲覧。
- ^ 航海士・機関士になるために必要。
- ^ 操船・荷役・船体構造等を学ぶ。
- ^ 京浜港東京区
- ^ 阪神港神戸区
- ^ 卒業後の乗船実習科(6か月)でも使用される。
- ^ “Bridge Resource Management”の略。安全航行を実現するために、ブリッジで利用できる資源・情報・チームワーク等を活用し、ヒューマンエラーによる海難事故の防止を目的とした訓練。
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