内部マケドニア革命組織 内部マケドニア革命組織の概要

内部マケドニア革命組織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 08:09 UTC 版)

ブルガリア・マケドニア・アドリアノープル革命委員会の規則の抜粋。(1896年)(ブルガリア語)

ブルガリア・マケドニア・アドリアノープル革命委員会の規則

第1章 - 目的
第1項 ブルガリア・マケドニア・アドリアノープル革命委員会の目的はマケドニア・アドリアノープル地域における全ての政治的自治権を保障することである。
第2項 この目的を達成するため、委員会は第1項にかかげた地域におけるブルガリア人の自衛に対する意識を高め、口頭または書面を通じて革命思想を広め、武装蜂起を準備し、促す。

第2章 - 組織と構成
第3項 ブルガリア・マケドニア・アドリアノープル革命委員会の構成員になれるのはブルガリア人であり、性別の区別なく…
マケドニア・アドリアノープル秘密革命組織の規則の抜粋(1902年)(ブルガリア語)

マケドニア・アドリアノープル秘密革命組織の規則

第1章 - 目的
第1項 マケドニア・アドリアノープル秘密革命組織は、マケドニア・アドリアノープル地域における全ての不満要因を糾合し、民族の別に関わらず、革命を通じて、全ての政治的自治権を勝ち取る目的を有する。
第2項 前記の目的を達成するために組織は、マケドニア・アドレアノープルの人民を分断し共通の敵との戦いを阻害する狂信的愛国主義プロパガンダを否定し、革命心と自覚を人民の間に持ち込み、一般的かつ世界的な覚醒のために必要な全てを持った人民による、時宜を得た来るべき闘争のあらゆる努力と手段を利用する。

第2章 組織と構成
第3項 マケドニア・アドリアノープル秘密革命組織は、地元の町や村で構成されている地域の革命組織によって構成される。
第4項 マケドニア・アドリアノープル秘密革命組織の構成員になれるのは、全てのマケドニア人、アドリアノープル人であり、…
内部マケドニア・アドリアノープル革命組織の規則の抜粋(1906年) (ブルガリア語)

内部マケドニア・アドリアノープル革命組織の規則(1906年の通常会議により改定)

第1章 目的
第1項 内部マケドニア・アドリアノープル革命組織の目的は、民族の区別なくマケドニアおよびアドリアノープル州におけるあらゆるすべての不満要因を糾合し、これらの地域における政治的自治権を獲得することである。
第2章 組織はこれらの地域を分割し支配しようとするあらゆる他国の動きに反対する。

第2章 手段
第3項 前記の目的を達成するために組織は、地域を分断し弱らしめる民族主義的議論および狂信的愛国主義の廃絶を目指し、

20世紀末以降のマケドニア共和国およびブルガリアには、「内部マケドニア革命組織」の名を冠した右派の政治組織が複数存在する(内部マケドニア革命組織・マケドニア国家統一民主党など)。これについてはそれぞれ別項を参照されたい。なお、本項で述べるアドリアノープルとはトルコのエディルネのことであり、ここではオスマン帝国時代に存在したエディルネを中心とするトラキア地方の州を表す(詳細はSubdivisions of the Ottoman Empireも参照)。


  1. ^ The Balkans. From Constantinople to Communism. Dennis P Hupchik, page 299
  2. ^ Britannica Online Encyclopedia - Internal Macedonian Revolutionary Organization (IMRO) [1]
  3. ^ Иван КАТАРЏИЕВ Archived 2008年1月2日, at the Wayback Machine.





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