全国社会人サッカー選手権大会
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開催方式
第59回大会(2023年)の要項は以下の通り[4]。
参加チーム
以下の方式で選考された32チームが出場する。
- 全国9地域の社会人サッカー連盟に対して、1チームの出場枠を割り当てる。(計9チーム)
- 前年度の各地域の全社連登録数により、22チーム分の出場枠を比例配分で割り当てる。
- 各地域では以下の大会を実施して出場チームを決定する。
- 北海道:北海道予選大会(各地区協会代表〔札幌地区は2チーム〕+前年度優勝チーム+開催地区代表を2ブロックに分けたトーナメント)
- 東北:東北予選会(東北リーグ1部10チーム+各県代表6チームを2ブロックに分けたトーナメント)
- 関東:関東予選(関東リーグ1部・2部20チーム+都県代表12チーム〔埼玉・東京は3チーム、その他6県は1チームずつ〕を7ブロックに分けたトーナメント)
- 北信越:北信越大会(前年度北信越1部リーグ優勝チーム+各県代表5チームを2ブロックに分けたトーナメント)
- 東海:東海予選(各県代表16チーム〔静岡7チーム、愛知4チーム、岐阜3チーム、三重2チーム〕を4ブロックに分けたトーナメント)
- 関西:関西大会(関西リーグ1部・2部16チーム+府県代表9チーム〔京都・大阪・兵庫が2チーム、その他3県は1チームずつ〕を5ブロックに分けたトーナメント)
- 中国:中国地域予選会(前年度中国リーグ上位4チーム+各県代表12チーム〔岡山・広島3チーム、その他3県が2チームずつ〕を3ブロックに分けたトーナメント)
- 四国:四国大会(各県代表8チーム〔各県とも2チームずつ〕を2ブロックに分けたトーナメント)
- 九州:九州社会人サッカー選手権大会(九州リーグ前期上位4チーム+各県代表8チームを4ブロックに分けたトーナメント)
- 各地域では以下の大会を実施して出場チームを決定する。
- 開催都道府県サッカー協会に1チームの出場枠を割り当てる。
大会形式
32チームによるノックアウトトーナメントで実施される。
- 1回戦から決勝戦・3位決定戦まで5日間連続で試合が行われる(従って、準決勝進出チームは5日間で5連戦となる)。
- 試合は40分ハーフの前後半(80分)。同点の場合は延長戦を行わずにPK戦で勝敗を決定する。
- 交代人数は5名以内。交代回数はハーフタイムを除き3回まで。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権
上位3チームには全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権が与えられるが、これらのチームがすでに地域CLへの出場権を獲得済みの場合、4位チームまで出場権が繰り下げられる。
- 第54回大会(2018年)から「全社から地域CLへの出場権付与」について、本大会での成績に加えて「JFLへ入会を希望すること」と下記の条件が追加された。これにより、JFL入会を希望しないクラブ、並びに地域2部リーグおよび各都府県リーグ・北海道ブロックリーグ以下の所属クラブは本大会を勝ち上がっても地域CLへ参戦することが出来なくなった。
- 2018-19年:各地域最上位リーグ3位以内
- 2021年:各地域最上位リーグ4位以内
- 2022年-:各地域最上位リーグ所属(順位要件は撤廃)
注釈
- ^ 実際に、1978年の第14回大会以降はすべて翌年の国スポサッカー競技の開催地で行われており、「国体リハーサル大会」と明言されて開催される年も少なくない[3]。
- ^ 浦和クラブは入替戦を辞退
- ^ 翌年新設のJSL2部に田辺製薬他、計10チームが参加
- ^ 次年度のJSL拡大に伴い優勝・準優勝とも自動昇格
- ^ この年の優勝・準優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
- ^ この年のみJFL所属7チームも参加 (横浜FCは不参加)
- ^ 延長戦でのVゴール制はこの年をもって廃止
- ^ 台風のため延長戦は無し
- ^ 決勝戦での引き分け制はこの年をもって廃止
- ^ この年以降、優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
- ^ 地域決勝大会出場権が最大2チームになると共に、3位決定戦が行われる様になった
- ^ a b c 地域決勝大会への出場を辞退。
- ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は地域リーグの全国の参加クラブの配分比率でトップの関東リーグで2位だったさいたまSCが繰り上がりで獲得。
- ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は関西1部2位のバンディオンセ加古川が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で関西に回ったため)。
- ^ 地域決勝大会出場権が上位3チームに拡大
- ^ 全社からの地域決勝大会出場が2チームとなったため、残り1枠は九州2位のFC KAGOSHIMAが繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で九州に回ったため)。
- ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は東海1部2位のFC刈谷が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東海に回ったため)。
- ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は北信越1部2位のアルティスタ浅間が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回と辞退チームの発生により北信越に回ったため)。
- ^ この年から地域CLの出場条件が、全社4位以内に加え地域最上位リーグ順位要件が追加。当時東北2部南リーグに所属していたため地域CL出場不可。
- ^ 全社からの地域CL出場が1チームとなったため、残り2枠は東北1部2位のブランデュー弘前FCと四国2位のFC徳島が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東北と四国に回ったため)。
- ^ 関東1部リーグ10位であるため地域CL出場不可。
- ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠はJリーグ百年構想クラブかつ関東1部2位の栃木シティFCが獲得。
出典
- ^ a b “サウルコス、JFL昇格消える 全社2回戦敗退、地域CL出場逃す”. 福井新聞. (2016年10月24日) 2016年10月26日閲覧。
- ^ 宇都宮徹壱 (2016年10月23日). “過酷なトーナメントに臨むFC今治 全社の向こう側に見据える地域CL”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN. 2016年10月26日閲覧。
- ^ 一例として“希望郷いわて国体サッカー競技リハーサル大会の決勝戦を生中継します!!”. 希望郷いわて国体盛岡市実行委員会 (2015年10月21日). 2016年10月26日閲覧。
- ^ “大会要項”. 日本サッカー協会. 2023年7月19日閲覧。
- ^ 『2020年度第56回全国社会人サッカー選手権大会(三重とこわか国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2020年7月20日 。2020年7月20日閲覧。
- ^ 『2021年度 第57回全国社会人サッカー選手権大会(いちご一会とちぎ国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2021年9月11日 。2021年9月11日閲覧。
固有名詞の分類
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