全国社会人サッカー選手権大会 開催方式

全国社会人サッカー選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 10:24 UTC 版)

開催方式

第59回大会(2023年)の要項は以下の通り[4]

参加チーム

以下の方式で選考された32チームが出場する。

  • 全国9地域の社会人サッカー連盟に対して、1チームの出場枠を割り当てる。(計9チーム)
  • 前年度の各地域の全社連登録数により、22チーム分の出場枠を比例配分で割り当てる。
    • 各地域では以下の大会を実施して出場チームを決定する。
      • 北海道:北海道予選大会(各地区協会代表〔札幌地区は2チーム〕+前年度優勝チーム+開催地区代表を2ブロックに分けたトーナメント)
      • 東北:東北予選会(東北リーグ1部10チーム+各県代表6チームを2ブロックに分けたトーナメント)
      • 関東:関東予選(関東リーグ1部・2部20チーム+都県代表12チーム〔埼玉・東京は3チーム、その他6県は1チームずつ〕を7ブロックに分けたトーナメント)
      • 北信越:北信越大会(前年度北信越1部リーグ優勝チーム+各県代表5チームを2ブロックに分けたトーナメント)
      • 東海:東海予選(各県代表16チーム〔静岡7チーム、愛知4チーム、岐阜3チーム、三重2チーム〕を4ブロックに分けたトーナメント)
      • 関西:関西大会(関西リーグ1部・2部16チーム+府県代表9チーム〔京都・大阪・兵庫が2チーム、その他3県は1チームずつ〕を5ブロックに分けたトーナメント)
      • 中国:中国地域予選会(前年度中国リーグ上位4チーム+各県代表12チーム〔岡山・広島3チーム、その他3県が2チームずつ〕を3ブロックに分けたトーナメント)
      • 四国:四国大会(各県代表8チーム〔各県とも2チームずつ〕を2ブロックに分けたトーナメント)
      • 九州:九州社会人サッカー選手権大会(九州リーグ前期上位4チーム+各県代表8チームを4ブロックに分けたトーナメント)
  • 開催都道府県サッカー協会に1チームの出場枠を割り当てる。

大会形式

32チームによるノックアウトトーナメントで実施される。

  • 1回戦から決勝戦・3位決定戦まで5日間連続で試合が行われる(従って、準決勝進出チームは5日間で5連戦となる)。
  • 試合は40分ハーフの前後半(80分)。同点の場合は延長戦を行わずにPK戦で勝敗を決定する。
  • 交代人数は5名以内。交代回数はハーフタイムを除き3回まで。

全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権

上位3チームには全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権が与えられるが、これらのチームがすでに地域CLへの出場権を獲得済みの場合、4位チームまで出場権が繰り下げられる。

  • 第54回大会(2018年)から「全社から地域CLへの出場権付与」について、本大会での成績に加えて「JFLへ入会を希望すること」と下記の条件が追加された。これにより、JFL入会を希望しないクラブ、並びに地域2部リーグおよび各都府県リーグ・北海道ブロックリーグ以下の所属クラブは本大会を勝ち上がっても地域CLへ参戦することが出来なくなった。
    • 2018-19年:各地域最上位リーグ3位以内
    • 2021年:各地域最上位リーグ4位以内
    • 2022年-:各地域最上位リーグ所属(順位要件は撤廃)

注釈

  1. ^ 実際に、1978年の第14回大会以降はすべて翌年の国スポサッカー競技の開催地で行われており、「国体リハーサル大会」と明言されて開催される年も少なくない[3]
  2. ^ 浦和クラブは入替戦を辞退
  3. ^ 翌年新設のJSL2部に田辺製薬他、計10チームが参加
  4. ^ 次年度のJSL拡大に伴い優勝・準優勝とも自動昇格
  5. ^ この年の優勝・準優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
  6. ^ この年のみJFL所属7チームも参加 (横浜FCは不参加)
  7. ^ 延長戦でのVゴール制はこの年をもって廃止
  8. ^ 台風のため延長戦は無し
  9. ^ 決勝戦での引き分け制はこの年をもって廃止
  10. ^ この年以降、優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
  11. ^ 地域決勝大会出場権が最大2チームになると共に、3位決定戦が行われる様になった
  12. ^ a b c 地域決勝大会への出場を辞退。
  13. ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は地域リーグの全国の参加クラブの配分比率でトップの関東リーグで2位だったさいたまSCが繰り上がりで獲得。
  14. ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は関西1部2位のバンディオンセ加古川が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で関西に回ったため)。
  15. ^ 地域決勝大会出場権が上位3チームに拡大
  16. ^ 全社からの地域決勝大会出場が2チームとなったため、残り1枠は九州2位のFC KAGOSHIMAが繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で九州に回ったため)。
  17. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は東海1部2位のFC刈谷が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東海に回ったため)。
  18. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は北信越1部2位のアルティスタ浅間が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回と辞退チームの発生により北信越に回ったため)。
  19. ^ この年から地域CLの出場条件が、全社4位以内に加え地域最上位リーグ順位要件が追加。当時東北2部南リーグに所属していたため地域CL出場不可。
  20. ^ 全社からの地域CL出場が1チームとなったため、残り2枠は東北1部2位のブランデュー弘前FCと四国2位のFC徳島が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東北と四国に回ったため)。
  21. ^ 関東1部リーグ10位であるため地域CL出場不可。
  22. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠はJリーグ百年構想クラブかつ関東1部2位の栃木シティFCが獲得。

出典

  1. ^ a b “サウルコス、JFL昇格消える 全社2回戦敗退、地域CL出場逃す”. 福井新聞. (2016年10月24日). http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/saurcos/107425.html 2016年10月26日閲覧。 
  2. ^ 宇都宮徹壱 (2016年10月23日). “過酷なトーナメントに臨むFC今治 全社の向こう側に見据える地域CL”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN. 2016年10月26日閲覧。
  3. ^ 一例として希望郷いわて国体サッカー競技リハーサル大会の決勝戦を生中継します!!”. 希望郷いわて国体盛岡市実行委員会 (2015年10月21日). 2016年10月26日閲覧。
  4. ^ 大会要項”. 日本サッカー協会. 2023年7月19日閲覧。
  5. ^ 2020年度第56回全国社会人サッカー選手権大会(三重とこわか国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2020年7月20日http://www.jfa.jp/news/00025125/2020年7月20日閲覧 
  6. ^ 2021年度 第57回全国社会人サッカー選手権大会(いちご一会とちぎ国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2021年9月11日https://www.jfa.jp/news/00027886/2021年9月11日閲覧 






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