全国社会人サッカー選手権大会 歴史と概要

全国社会人サッカー選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 10:24 UTC 版)

歴史と概要

実業団チームの全国大会として毎年開催されていた全日本実業団選手権に代わる大会として、日本サッカーリーグ(JSL)と共に1965年に創設された。大会優勝・準優勝チームにJSL下位チームとの入れ替え戦出場権が与えられた為、各地域の社会人チームがJSL参戦を目指し争ったが、次第に各地域リーグが創設・整備されていった事から、入れ替え戦出場の権利は1977年に創設された全国地域リーグ決勝大会(現・全国地域サッカーチャンピオンズリーグ=地域CL)に引き継がれ、本大会は次年度国民スポーツ大会開催地の競技運営リハーサル大会として位置づけられる機会が増えた[注 1]

プロリーグであるJリーグが誕生し、アマチュアの頂点である日本フットボールリーグ(JFL)、その下の地域リーグとのピラミッド体制が整備されて以降は、単なるアマチュアの一大会である本大会の存在意義は薄れてきていたが[要出典]、2006年大会から、上位進出チーム(2006年・2007年は1チーム、2008年-2011年は2チーム、2012年から3チーム)に地域CLへの出場権が与えられたことにより状況が変化。地域CLへの出場権を獲得できなかった地域リーグ所属クラブによる「JFL昇格へのラストチャンス」[1] となり、熱戦が繰り広げられている。

2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会史上初の中止となった。翌年2021年も中止となっている。


注釈

  1. ^ 実際に、1978年の第14回大会以降はすべて翌年の国スポサッカー競技の開催地で行われており、「国体リハーサル大会」と明言されて開催される年も少なくない[3]
  2. ^ 浦和クラブは入替戦を辞退
  3. ^ 翌年新設のJSL2部に田辺製薬他、計10チームが参加
  4. ^ 次年度のJSL拡大に伴い優勝・準優勝とも自動昇格
  5. ^ この年の優勝・準優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
  6. ^ この年のみJFL所属7チームも参加 (横浜FCは不参加)
  7. ^ 延長戦でのVゴール制はこの年をもって廃止
  8. ^ 台風のため延長戦は無し
  9. ^ 決勝戦での引き分け制はこの年をもって廃止
  10. ^ この年以降、優勝チームは地域決勝大会出場権を獲得
  11. ^ 地域決勝大会出場権が最大2チームになると共に、3位決定戦が行われる様になった
  12. ^ a b c 地域決勝大会への出場を辞退。
  13. ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は地域リーグの全国の参加クラブの配分比率でトップの関東リーグで2位だったさいたまSCが繰り上がりで獲得。
  14. ^ 全社からの地域決勝大会出場が1チームとなったため、残り1枠は関西1部2位のバンディオンセ加古川が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で関西に回ったため)。
  15. ^ 地域決勝大会出場権が上位3チームに拡大
  16. ^ 全社からの地域決勝大会出場が2チームとなったため、残り1枠は九州2位のFC KAGOSHIMAが繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で九州に回ったため)。
  17. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は東海1部2位のFC刈谷が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東海に回ったため)。
  18. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠は北信越1部2位のアルティスタ浅間が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回と辞退チームの発生により北信越に回ったため)。
  19. ^ この年から地域CLの出場条件が、全社4位以内に加え地域最上位リーグ順位要件が追加。当時東北2部南リーグに所属していたため地域CL出場不可。
  20. ^ 全社からの地域CL出場が1チームとなったため、残り2枠は東北1部2位のブランデュー弘前FCと四国2位のFC徳島が繰り上がりで獲得(前年の社会人連盟登録チーム数の多い地域順の巡回で東北と四国に回ったため)。
  21. ^ 関東1部リーグ10位であるため地域CL出場不可。
  22. ^ 全社からの地域CL出場が2チームとなったため、残り1枠はJリーグ百年構想クラブかつ関東1部2位の栃木シティFCが獲得。

出典

  1. ^ a b “サウルコス、JFL昇格消える 全社2回戦敗退、地域CL出場逃す”. 福井新聞. (2016年10月24日). http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/saurcos/107425.html 2016年10月26日閲覧。 
  2. ^ 宇都宮徹壱 (2016年10月23日). “過酷なトーナメントに臨むFC今治 全社の向こう側に見据える地域CL”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN. 2016年10月26日閲覧。
  3. ^ 一例として希望郷いわて国体サッカー競技リハーサル大会の決勝戦を生中継します!!”. 希望郷いわて国体盛岡市実行委員会 (2015年10月21日). 2016年10月26日閲覧。
  4. ^ 大会要項”. 日本サッカー協会. 2023年7月19日閲覧。
  5. ^ 2020年度第56回全国社会人サッカー選手権大会(三重とこわか国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2020年7月20日http://www.jfa.jp/news/00025125/2020年7月20日閲覧 
  6. ^ 2021年度 第57回全国社会人サッカー選手権大会(いちご一会とちぎ国体サッカー競技リハーサル大会)中止決定のお知らせ』(プレスリリース)日本サッカー協会、2021年9月11日https://www.jfa.jp/news/00027886/2021年9月11日閲覧 






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