住吉神社 (奈良市勝南院町) 歴史

住吉神社 (奈良市勝南院町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 13:45 UTC 版)

歴史

拝殿
本殿

元興寺の一院であった仙光院が衰えたのち、勝南院が建立されたが[1]、その勝南院内に古くから鎮座していたという[2]宝徳2年(1450年)、元興寺と興福寺の争いを起因[1]とする火難に会い、その跡は人家で占められるようになった[2]。そのため、現在地に住吉大神を祀る祠を建て、町名を勝南院町とし、町内の安全や商売繁盛を祈願するようになったという[2]

一説に、当社にあった古井戸において、毎年3月3日に潮波が湧き出したことより、その井戸を「汐浪井」と呼ぶようになり、それが転じて「勝南院」と呼ぶようになったともいう[1]

例祭は7月31日、御霊神社宮司が執り行う[2]

祭神

このように一殿二座となっているのは、寛政5年(1793年)の『平城坊目考』に記されているため、かなり古い頃からの形と考えられている[2][脚注 1]

参考文献

  • 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985
  • 同社境内掲示案内板

  1. ^ 現地案内掲示板によると、かつては住吉大神のみが祀られ、蔵王権現は、明治末期より大正初期に、何者かにより密かに合祀されたとあり、奈良市史の記録と矛盾している。
  1. ^ a b c 同社境内掲示案内板
  2. ^ a b c d e f g 奈良市史 社寺編 p.188


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