二項ヒープ 二項ヒープの構造

二項ヒープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 04:52 UTC 版)

二項ヒープの構造

二項ヒープは、以下の2つの性質を満たす二項木の組で実装される。

  • ヒープ内のそれぞれの二項木は、「ノードのキーはその親のキーよりも大きいか等しい」という最小ヒープの特性に従う。
  • 二項木は次数 0を含む各々の次数について、ただ1つ存在、あるいは存在しないかのいずれかである。

第1の特徴は、それぞれの二項木の根は、1つの木の中に最小のキーを持つことを保証している。これはヒープ全体に当てはまる。 第2の特徴は、n個の要素を持つ二項ヒープは高々 log(n + 1) の二項ヒープから構成されていることを意味する。実際、これらの木の数字と順番はn要素の数字によって一意に決定される。それぞれの二項木はnの2進表現の1に一致する。例えば、13という数は2進数では「1101」であり、

key 1, 2, …, 13の要素を含む二項木の例。このヒープは次数 0, 2, 3の3つの二項木から構成されている。



「二項ヒープ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二項ヒープ」の関連用語

二項ヒープのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二項ヒープのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの二項ヒープ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS