ヴィクトル・デ・サバタ 評価

ヴィクトル・デ・サバタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 08:39 UTC 版)

評価

オーケストラ団員からの評価

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で第2ヴァイオリン首席奏者を務めたオットー・シュトラッサーは、モーリス・ラヴェル作曲の『ボレロ (ラヴェル)』を指揮した際のサバタの姿を「ダンス」と形容している[2][4]

指揮者からの評価

指揮者のロリン・マゼールは、ピッツバーグ交響楽団のヴァイオリニストとしてサーバタの指揮に接しており、以下のように回想している[5][6]

私に本当に影響を与えた指揮者は、ヴィクトル・デ・サバタです。本当に偉大な音楽家で、情熱をもって指揮をしました。もっとも、作曲家であり、素晴らしいピアニストであったにもかかわらず、分析とは程遠い方でした。しかし、音楽に対する彼の情熱的な愛情は、私に深い感銘を与えました。私は若かったし、こうした印象というのは、若い人間には決定的なものです。おそらく自分の道を徐々に見つけるまで、私は若い指揮者として、彼を尊敬するあまり模倣していたと思います[5][6]

参考文献

  • オットー・シュトラッサー『前楽団長が語る半世紀の歴史 栄光のウィーン・フィル』ユリア・セヴェラン訳、音楽之友社、1977年。
  • ディーター・ダーヴィット・ショルツ『指揮者が語る! 現代のマエストロ、29人との対話』アルファベータ、2008年。ISBN 9784871985598
  • 村田武雄『演奏家大事典 第Ⅰ巻』財団法人音楽鑑賞教育振興会、1982年。

  1. ^ 村田 1982, p. 362.
  2. ^ a b シュトラッサー 1977, p. 134.
  3. ^ ショルツ 2008, p. 266.
  4. ^ シュトラッサー 1977, p. 135.
  5. ^ a b ショルツ 2008, p. 262.
  6. ^ a b ショルツ 2008, p. 263.


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