ロールス・ロイス エイヴォン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 17:04 UTC 版)
派生機種
- AJ65
- 原型機種Axial Jet 推力6,500lbs に由来する
- RA.3
- 最初のエイヴォンの民間機仕様 - 推力6,500 lbf (29 kN).
- Mk.100シリーズ
- 1950年に量産開始。エイヴォンRA.3の軍用版、12段式コンプレッサ、ニーン由来の8本のカン式燃焼筒を持つ単軸式で、圧縮比6.5、推力 6,500 lbf (2,950 kg)。ホーカー ハンター (Hawker Hunter) 戦闘機に先ず搭載されたが、不安定さは解消できず、機関砲発射時の硝煙でフレームアウトする欠陥が露呈した。
- RA.7
- 改良された民間仕様のエイヴォン - 推力7,350 lbf (32.7 kN).
- Mk.114
- RA.7エイヴォンの軍用版 - 推力7,350 lbf (32.7 kN).
- RA.14
- カン-アンニュラー式燃焼器とサファイアに使用されていた圧縮機を基にした圧縮機を備えた改良された民間仕様のエイヴォン - 推力9,500 lbf (42 kN).
- Mk.200/300
- 先に実用化したアームストロング・シドレー サファイア (Armstrong Siddeley Sapphire) を参考に、15段(200系)~16段(300系)コンプレッサ、アニュラー型(環状)燃焼器、空冷式タービンブレードに改設計された、推力9,500 lbf (42 kN)、100系とは別物。圧縮比7.5、アフターバーナー(リヒート)付最終型で 16,360 lbf (7,420 kg) にまで発展した。
- 代表的なガスタービンエンジン型は軸出力 21,480 shp(16.02 MW, 7,900 rpm 時)、熱効率 30% である。
- RA.26
- 更に改良されたエイヴォン 200 シリーズ
- RA.29
- Mk.300 シリーズの民間型だが民間機で搭載した機体はない
- Mk.301 / Mk.302
- 軍用のエイヴォンの最高の機種でイングリッシュ・エレクトリック ライトニングの後期型に搭載された - 推力12,690 lbf (56,450 N)(アフターバーナー使用時16,360 lbf (72,770 N)).
- スヴェンスカ・フリーグモートル RM5
- サーブ 32 ランセンの動力として RA.3/Mk.109 がライセンス生産された
- スヴェンスカ・フリーグモートル RM6
- サーブ 35 ドラケンの為にRA.29/Mk.300が改良された。
- ウェスティングハウス XJ54
- アメリカのウェスティングハウスで生産、販売されたエイヴォンの派生型。
固有名詞の分類
ターボジェットエンジン |
プラット・アンド・ホイットニーJ58 ハインケル HeS 30 ロールス・ロイス エイヴォン ピルナ 014 ミクーリン AM-3 |
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