ラケル・ペニントン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 08:25 UTC 版)
ラケル・ペニントン | |
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2016年 | |
本名 |
ラケル・レン・ペニントン (Raquel Len Pennington) |
生年月日 | 1988年9月5日(35歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 コロラド州コロラドスプリングス |
通称 | ロッキー (Rocky) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
身長 | 170 cm (5 ft 7 in) |
体重 | 61 kg (134 lb) |
階級 | バンタム級 |
リーチ | 171 cm (67 in) |
チーム | アルティテュードMMA |
ランク | ブラジリアン柔術(紫帯) |
現役期間 | 2009年 - |
総合格闘技記録 | |
試合数 | 24 |
勝利 | 16 |
ノックアウト | 1 |
タップアウト | 4 |
判定 | 11 |
敗戦 | 8 |
ノックアウト | 1 |
タップアウト | 1 |
判定 | 6 |
アマチュア総合格闘技記録 | |
試合数 | 8 |
勝利 | 7 |
タップアウト | 5 |
敗戦 | 1 |
その他 | |
配偶者 | ティーシャ・トーレス |
総合格闘技記録 - SHERDOG |
来歴
バスケットボール、ソフトボール、バレーボール、クロスカントリーランニングなど、さまざまなスポーツをして育つ。ペニントンはスポーツと学業ともに優秀な生徒で、2007年に全米優等生協会の幹事として高校を卒業し、多くのスポーツや学業の奨学金を得た。しかし、背中を骨折して大学ではスポーツを行えなかったが、19歳の時に両親の反対を押し切って格闘技を始めた[1]。
2012年3月13日、プロデビュー戦でキム・クートゥアと対戦し、膝蹴りでTKO勝ちを収めた。
Invicta FC
2012年7月28日、Invicta FC 2でサラ・モラスと対戦し、3-0の判定勝ち。
2012年10月6日、Invicta FC 3でキャット・ジンガノと対戦し、リアネイキッドチョークで一本負けを喫した。
The Ultimate Fighter
2013年8月、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン18に参加。合宿所入りを懸けたイリミネーションマッチではトーニャ・エヴァンジャーにギロチンチョークで一本勝ちを収め、ミーシャ・テイトがコーチを務める「チーム・テイト」に選抜された。
女子バンタム級トーナメント1回戦でジェサミン・デュークと対戦し、3-0の判定勝ちを収めたが、準決勝でジェシカ・ラーコーツィに0-3の判定負けを喫した。
UFC
2013年11月30日、UFC本戦初出場となったThe Ultimate Fighter 18 Finaleで同じチーム・テイトに所属していたロクサン・モダフェリと対戦し、3-0の判定勝ち。
2014年3月15日、UFC 171でバンタム級ランキング9位のジェシカ・アンドラージと対戦し、1-2の判定負け。
2015年2月28日、UFC 184でバンタム級ランキング13位のホリー・ホルムと対戦し、1-2の判定負け。
2015年9月5日、UFC 191でバンタム級ランキング13位のジェシカ・アンドラージと再戦し、リアネイキッドチョークで一本勝ちを収めリベンジに成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2016年4月16日、UFC on FOX 19でバンタム級ランキング8位のベチ・コヘイアと対戦し、2-1の判定勝ち。
2016年11月12日、UFC 205でバンタム級ランキング1位の前王者ミーシャ・テイトと対戦。TUF18の“師弟対決”で3-0の判定勝ちを収め、試合後にテイトは現役引退を表明した[2]。
2018年5月12日、UFC 224のUFC世界女子バンタム級タイトルマッチで王者のアマンダ・ヌネスに挑戦。肩の手術や自動車事故の影響から1年8ヶ月ぶりの復帰戦となったが[3]、5RにパウンドでTKO負けを喫し、王座獲得に失敗した。
2018年11月10日、UFC Fight Night: Korean Zombie vs. Rodríguezでバンタム級ランキング5位のジャーメイン・デ・ランダミーと対戦し、0-3の判定負け。前日計量でペニントンがバンタム級の規定体重を2ポンドオーバーしたため、138ポンドのキャッチウェイトで試合が行われ、ファイトマネーの20%がデ・ランダミーに支払われた[4]。
2019年7月20日、UFC on ESPN: dos Anjos vs. Edwardsで女子バンタム級ランキング10位のアイリーン・アルダナと対戦し、2-1の判定勝ち。
2020年1月18日、UFC 246で女子バンタム級ランキング3位のホリー・ホルムと約4年11か月ぶりに再戦し、0-3の判定負け。
2020年6月20日、UFC on ESPN: Blaydes vs. Volkovで女子バンタム級ランキング10位のマリオン・レノーと対戦し、判定勝ち。
2021年1月28日、ペニントンは、医師から病気の治療薬として処方された7-ケト-DHEAとAOD-9064が禁止薬物であることを知り、2020年11月17日に米国アンチドーピング機関(USADA)に自己申告した。その後USADAは薬物検査を実施し、申告の通り7-ケト-DHEAの陽性反応が検出された。USADAは自己申告や薬物の使用が短期間だったことに基づき、出場停止を短縮し、ペニントンに6か月間の出場停止を科した[5]。
2021年9月18日、UFC Fight Night: Smith vs. Spannで女子バンタム級ランキング12位のパニー・キアンザドと対戦し、3-0の判定勝ち。
2022年4月9日、UFC 273で女子バンタム級ランキング4位のアスペン・ラッドと対戦し、3-0の判定勝ち。
2023年1月14日、UFC Fight Night: Strickland vs. Imavovで女子バンタム級ランキング2位のケトレン・ヴィエラと対戦し、2-1の判定勝ち。
UFC世界王座獲得
2024年1月20日、UFC 297のUFC世界女子バンタム級王座決定戦で女子バンタム級ランキング3位のマイラ・ブエノ・シウバと対戦し、3-0の5R判定勝ち。王座獲得に成功した[6]。
人物・エピソード
- レズビアンであることを公表しており、2017年5月に同じUFCファイターのティーシャ・トーレスと婚約した[7]。
- ニックネームの「ロッキー(Rocky)」は高校時代の呼び名で、友人たちがファーストネームの「ラケル(Raquel)」をうまく発音できなかったため、この愛称で呼ばれるようになったという[1]。
- ^ a b “ラケル・ペニントン|UFC JAPAN”. UFC. 2018年4月18日閲覧。
- ^ “【UFC】元王者ミーシャ・テイト、師弟対決に敗れ引退表明”. eFight (2016年11月14日). 2018年4月18日閲覧。
- ^ 高橋テツヤ (2018年5月10日). “アマンダ・ヌネス最強女王の証明へ ベウフォートが万感の引退マッチ”. スポーツナビ. 2018年5月16日閲覧。
- ^ “UFCファイトナイト・デンバー:公式計量結果”. UFC (2018年11月10日). 2018年12月10日閲覧。
- ^ Raquel Pennington Accepts Sanction for Violation of UFC Anti-Doping PolicyUSADA 2021年1月28日
- ^ UFC 297 Results: Strickland vs. Du Plessis MMA Fighting 2024年1月20日
- ^ “UFC fighters Tecia Torres, Raquel Pennington get engaged”. MMA Fighting (2017年5月14日). 2018年5月16日閲覧。(英語)
- 1 ラケル・ペニントンとは
- 2 ラケル・ペニントンの概要
- 3 戦績
- 4 獲得タイトル
- ラケル・ペニントンのページへのリンク