ラグランジュ点に存在する物体の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 14:02 UTC 版)
太陽-地球 ラグランジュ点
L1
地球から太陽に向かっておよそ 150万 km 内側に位置するラグランジュ点。
- 現存する探査機
- 過去の探査機
- 計画中の探査機
L2
地球から太陽の反対方向に向かっておよそ 150万km 外側に位置するラグランジュ点。
- 現在の探査機
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- WMAP 2010年9月運用終了。
- プランク L2点から移動させた後、2013年10月に運用終了。
- ハーシェル宇宙望遠鏡 - L2点から移動させた後、2013年6月に運用終了。
- 嫦娥2号 - 月探査を終えた後、2011年8月にL2点に到着。2012年4月にL2を離れて小惑星探査へ向かった。
- ガイア(GAIA) 欧州宇宙機関の天体観測衛星。 2014年1月14日にL2点到着。
- ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) 2022年1月25日にL2点到着。
- 計画中の探査機
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- SPICA(次世代赤外線天文衛星)
- JASMINE(赤外線位置天文観測衛星)
- ダーウィン
- Advanced Technology Large-Aperture Space Telescope
- 中止された探査機
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- エディントン計画
L3
太陽をはさんだ地球の反対側に位置するラグランジュ点。いわゆる反地球の存在が仮定されたことがあったが、現在では否定されており、この場所で観測された物体は存在しない。宇宙機を送り込む計画もない。
L4
地球の公転軌道に沿って60度前方に位置する。
- STEREO-A (Solar TErrestrial RElations Observatory – Ahead) - 2009年9月にL4に接近した。地球より少し速い速度で太陽を周回している[1]。
- 2010 TK7[2]
- (614689) 2020 XL5
- コーディレフスキー雲(未確認)
L5
地球の公転軌道に沿って60度後方に位置する。
- STEREO-B (STEREO – Behind) - 2009年10月にL5に接近した。地球より少し遅い速度で太陽を周回している[1]。
- スピッツァー宇宙望遠鏡 - 地球を追いかける形で太陽を回る軌道を取っている。一年に約0.1AUずれ、およそ2013年 - 2015年にL5を通過する。
- コーディレフスキー雲(未確認)
- ^ a b NASA - Join STEREO and Explore Gravitational "Parking Lots" That May Hold Secret of Moon's Origin
- ^ List Of Earth Trojans
- ^ a b Benaroya, Haym (2010-02-12) (英語). Lunar Settlements. CRC Press. ISBN 978-1-4200-8333-0
- ^ a b c “宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :月までの軌道”. 宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER. 2020年5月8日閲覧。
- ^ “中継通信衛星「鵲橋」の打ち上げに成功”. フジサンケイ ビジネスアイ (2018年5月24日). 2019年1月10日閲覧。
- ^ Hiten
- ^ List Of Martian Trojans
- ^ List Of Jovian Trojans
- ^ List Of Neptunian Trojans
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