ムラサキフウセンタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/16 21:08 UTC 版)
食毒
従来は可食種として分類され、「肉の味はマイルドで、淡くヒマラヤスギのような香りがする[3]」。「調理したものには苦味があると言われている[4]」。「このため可食種ではあるが、優良品とは言えず、むしろその最大の魅力は見た目の美しさだと言われることもある[2]」。と言われることもあったが、オレラニン類を含有する[7]為、他のフウセンタケ科のキノコと同様に食用とすべきではない。
本属の種(たとえば C. sanguineus や C. semisanguineus など)には染料として使われるものもあるが、本種は見た目の色の濃さに反して、そのような利用はされない[2]。
脚注・参照
- ^ a b c d ただし針葉樹林に見られるものは、外見は良く似ているが、オオムラサキフウセンタケという別種であるとされる[1]
- ^ a b c d e f g h i j k Arora, David (1986). Mushrooms Demystified. Berkeley, California: Ten Speed Press. ISBN 0-89815-169-4 2009年3月8日閲覧。.
- ^ a b c d e f g h i Phillips, Roger (1981). Mushrooms and Other Fungi of Great Britain and Europe. London: Pan Books. p. 133. ISBN 0330264419.
- ^ a b Weber, Nancy S.; Smith, Alexander Hanchett (1980). The Mushroom Hunter's Field Guide. Ann Arbor, Mich: University of Michigan Press. pp. 202-203. ISBN 0-472-85610-3 2009年3月8日閲覧。.
- ^ Phillips, Roger. “Cortinarius violaceus”. RogersMushrooms. 2009年3月8日閲覧。
- ^ 種小名Hercynicusとは、「ヘルキニアの森地方の」という意味である。
- ^ 日本産菌根性きのこ類の食資源としての利用性信州大学農学部紀要. 38(1-2): 1-17 (2002)
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