ファーモイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 09:08 UTC 版)
経済
町にはMicro Bioの化学工場、Silver Pailのアイスクリーム工場、Anderson Powerの電化製品工場が置かれている。Sanmina-SCI CorporationやFCI Connectorsによって電子機器工場も置かれているが、近年FCI Connectorsがファーモイ工場の操業を停止すると発表した[7]。
アイルランド政府の農業・食品検査機関のひとつ、ムーアパーク検査所がファーモイの近くに設けられている。
教育
1858年に開校したセント・コルマンズ・カレッジは、地元でもよく知られた中等学校である。
観光
サケや雑魚釣り (Coarse fishing) で人気が高いブラックウォーター川は、町の主要な観光資源のひとつである。毎年5月はじめと9月はじめにはファーモイボートクラブ主催のレガッタレースが開かれ、それぞれ1000人近い観光客が訪れる。2009年にはクラブ設立125周年とレガッタレース70周年が偶然にも重なり、メアリー・マッカリース大統領がクラブを訪れた。また、近ごろ行政当局が町の歴史的な堰の移転を計画しているが、ボートクラブや地元のいくつかの釣りクラブはこの計画に対し反対運動を行っている。
交通
ファーモイは長年、コークとダブリンとをつなぐ国道8号線の主要な難所であった。しかし、2006年の終わりにM8バイパスが開通すると、国道8号線は地域道639号線に降格、ファーモイの交通問題は大幅に軽減された。鉄道では、かつてマーロウからウォーターフォードに至る路線が通っていた。1860年5月17日に駅が開業したが、1967年3月27日を以って営業を終了した[8]。最寄の空港はコーク空港である。
バスも多くの便があり、Bus Éireannがコークとダブリンへの便を提供しているほか、Aircoachもダブリン空港行きのバスを走らせている。
ゆかりの人物
- マイケル・フラットリー - ダンサー。生まれはアメリカのシカゴだが、ファーモイを本拠地とする
- パトリック・アンドリュー・コリンズ - マサチューセッツ州選出のアメリカ下院議員、ボストン市長。ファーモイ近郊で生まれた
- ジョン・マグナー - クールモアスタッドの経営者
- ジェイムズ・マコンネル - 機械工学士協会(IMechE)の設立者のひとり。1847年から1862年にかけて、ロンドン&ノース・ウエスタン鉄道南部支部の機関車管理士を勤めた
- ^ Census for post 1821 figures.
- ^ http://www.histpop.org
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2012年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月24日閲覧。
- ^ Lee, JJ (1981). “On the accuracy of the Pre-famine Irish censuses”. In Goldstrom, J. M.; Clarkson, L. A.. Irish Population, Economy, and Society: Essays in Honour of the Late K. H. Connell. Oxford, England: Clarendon Press
- ^ Mokyr, Joel; O Grada, Cormac (November). “New Developments in Irish Population History, 1700-1850”. The Economic History Review Volume 37 (Issue 4): 473–488. doi:10.1111/j.1468-0289.1984.tb00344.x
- ^ Fermoy Estate
- ^ Further jobs blow for Fermoy - BreakingNews.ie
- ^ “Fermoy station (PDF)”. Railscot - Irish Railways. 2007年10月14日閲覧。
固有名詞の分類
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