ビジネスプロセスモデリング表記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 08:21 UTC 版)
BPMN 2.0
BPMN はバージョン 2.0 に移行した。同じ略称 "BPMN" を用いてはいるが、正式名称は "Business Process Model and Notation" に変更された[3][4]。 新しい BPMN 2.0 は、記法、メタモデル、交換用の形式を定義する単一の仕様をもつことを目指している。
BPMN 2.0 は、次の機能をもつ。
- BPMN と BPDM (business process definition meta model) を結び付けて、一つの一貫した言語になった。
- プロセスモデリングのツールの間でビジネスプロセスモデルと図表の配置を交換できるようにして、意味的な完全性を維持した。
- 個別モデルまたは集成モデルとして、モデルの統合(オーケストレーション, orchestration)とコレオグラフィ (choreography) ができるように、BPMNを拡張した。
- 利用者が特定の関心に焦点を合わせることができるように、モデルにおける異なる視点の表示と交換を用意した。
- ビジネスのモデル化と経営者の意思決定支援に向けてBPMNを拡張した。
- BPMNを文字列化(直列化)する方法を用意した。具体的にはXMLで表現する。そのためのXML Schemaを用意した。
仕様のβ版は2009年9月に公開され、最終版は2010年6月に公開された[5][6]。
参考文献
- 山原 雅人(著, 編)、明庭 聡、堀内 健司『業務改革、見える化のための業務フローの描き方 (プレミアムブックス版)』マイナビ出版、2018年。
関連項目
- ワークフロー
- ビジネスプロセスモデリング
- ビジネスプロセス管理
- BPEL - 実行可能なビジネスプロセスモデリング言語
- YAWL
- XPDL
- ^ OMG. “BPMN 2.0”. 2018年12月5日閲覧。
- ^ “ISO/IEC 19510:2013 (Information technology — Object Management Group Business Process Model and Notation)”. ISO (2013年). 2018年12月5日閲覧。
- ^ 旧名称には、"and" がなかった。
- ^ OMG. “Business Process Model and Notation 2.0 Beta 1 Specification”. 2009年12月6日閲覧。
- ^ OMG. “BPMN 2.0 Schedule”. 2009年11月12日閲覧。
- ^ Bruce Silver. “BPMN 2.0 Status Update”. 2009年12月6日閲覧。
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