バスカッシュ! バスカッシュ!の概要

バスカッシュ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 04:51 UTC 版)

バスカッシュ!
ジャンル ロボット、スポーツ
アニメ
原作 河森正治ロマン・トマ / サテライト
監督 板垣伸佐藤英一
シリーズ構成 佐藤竜雄
キャラクターデザイン 吉松孝博SUEZENそえたかずひろ
メカニックデザイン ロマン・トマ、ブリュネ・スタニスラス
音楽 Audio Highs吉川慶
アニメーション制作 サテライト
製作 バスカッシュ!製作委員会、MBS
放送局 毎日放送ほか#放送局を参照
放送期間 2009年4月3日 - 10月2日
話数 全26話
漫画
作者 林哲也
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
レーベル カドカワコミックス・エース
発表号 2009年3月号 - 11月号
発表期間 2009年1月26日[1] - 9月26日[2]
巻数 全2巻
漫画:バスカッシュ! エクリップスステージ
原作・原案など 財津A司
作画 影九
出版社 角川書店
掲載誌 月刊コンプエース
レーベル カドカワコミックス・エース
発表号 2009年6月号 - 11月号
発表期間 2009年4月25日[3] - 9月26日[4]
巻数 全1巻
話数 全6話
小説
著者 小太刀右京
イラスト 林哲也
出版社 角川書店
レーベル 角川スニーカー文庫
刊行期間 2009年7月1日[5] - 11月1日[6]
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画ライトノベル
ポータル アニメ漫画文学

概要

大型ロボットに搭乗して行う、バスケットボールを基にした架空のモータースポーツ[7]と、それを取り巻く環境やドラマ、陰で進行する出来事といった事柄を描いたロボットアニメ

元々は日仏合作アニメ『オーバン・スターレーサーズ』を手がけたフランス人クリエイター、ロマン・トマがサテライトにオリジナル企画を持ち込み、河森正治がその世界観を気に入った、というところから企画が始まる[8]。ロマンの原案は「ちょっとファンタジーな世界で、普通のバスケットをやっている」ものだったが、河森が「ロボットに乗ってバスケをする」というアイデアを加えた[8]。さらに河森は従来のスポーツ・ロボットアニメが根付いていない理由を、「コートの中でスポーツしているから」と分析し[9]、舞台を街中に設定し、ストリートバスケスカッシュを組み合わせた[10]。ロマンは主役メカの「ビッグフット」をデザインしたほか、フランスから呼び寄せたクリエイターらと共に美術全般を担当した。フランスデザインチームは以後のサテライト作品でも重要な仕事を果たすことになる。

本作では作品のコンセプトとして「ジグザグにパスされるストーリー」を掲げており、どこへ向かうのか予測不能な展開や、ジャンル分け不可能な内容[11]、行き詰った若者が直線ばかりではなく、ジャンプしたりジグザグに進んだりすることで道を見つけ出すような立体的なドラマ[12]といった作品性が志向されている。放送中のテコ入れにより監督が板垣伸から佐藤英一へ交代するという出来事があったものの[13]、そうした路線は新体制でも踏襲された。

また「シューズデザイン協力」として、スポーツ用品メーカーであるナイキとのコラボレーションを行っており、劇中に登場する競技用ロボットが履いている脚部のパーツの意匠や、登場人物が履いているシューズのデザインには、ナイキの市販商品の意匠が使用されている[9]。登場人物の衣装もアパレルブランドとコラボレートしており、ナイキ、時知らず、katieのアイテムからスタイリストの三田真一がセレクトしている[14]

あらすじ

舞台は惑星・アースダッシュ。バスケットボールによって世界が創造されたという創造神話が信じられているこの世界では、「ビッグフット」なる大型の人型マシンが活躍し、競技用のビッグフットを駆ってバスケを行う「ビッグフットバスケ(BFB)」なるスポーツが熱烈な人気を集めていた。

アースダッシュにある都市ローリングタウンに住む少年のダンは、溺愛する妹からバスケ選手としての将来を奪った事故をきっかけに、ビッグフットが行う鈍重で退屈なバスケに対して鬱屈した想いを抱えていた。ダンは幼馴染から新型のビッグフットを借り受けたことをきっかけに、ビッグフットバスケをぶち壊しにするため公式試合に文字通りの殴り込みをかけ、ボールを武器に破壊行為の限りを尽くす。しかしこの試合はダンの意図に反して伝説となり、後に「バスカッシュ」と呼ばれることになる、従来のビッグフットバスケとは異なるスポーツを生み出していく。生きる伝説として周囲からも注目される存在となったダンは、スポーツで大成することによって医学の進んだ月面都市・ムーニーズへ行き、そこで妹の足を治療するという目標を得て、新たに得た仲間やライバルと共にバスカッシュのプレイヤーとして活躍していく。

構成

本作の構成は大きく分けて全4部構成となっており、以下のように分けられている。

  • 第1部「ローリングタウン篇」(第1 - 7話)
  • 第2部「ロード!ロード!篇」(第8 - 15話)
  • 第3部「アンダーグラウンド篇」(第16 - 19話)
  • 第4部「伝説リーグ篇」(第20話 - 第26話)

  1. ^ アンダーグラウンド編以降は名前で呼んでいる。また、ダンはヴィオレット、シトロンのことも終始「アイドルムラサキ」「アイドルイエロー」と呼んでいた。


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