ノーニャ (1976年生のオランウータン) ノーニャ (1976年生のオランウータン)の概要

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ノーニャ (1976年生のオランウータン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/30 04:17 UTC 版)

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ノーニャ
生物 オランウータン
性別
生誕 (1976-04-21) 1976年4月21日
シェーンブルン動物園(ウィーン)
死没 2018年5月22日(2018-05-22)(42歳)
シェーンブルン動物園(ウィーン)

経歴

ノーニャは1976年、シェーンブルン動物園で生まれた。ノーニャは母ヨゼフィーネに育てられたが、餌は飼育係が与えていた。まだ独身時代のノーニャに係は週一回、絵の教育を施した[4]。絵を描くノーニャは注目を集め、メディアに盛んに取り上げられた[5]。ノーニャの絵を売るオークションにウィーン出身のレーサーニキ・ラウダが参加したこともある[6]。この期間にノーニャが描いた絵は250枚に及び、そのうちの1枚は愛好家に28000シリング(≒2000ユーロ)で買い取られた。しかし1998年、モスクワ出身のオス、ウラジーミルと暮らすようになると、絵画制作は終了した。2005年にはウラジーミルの子を産んだが、死産に終わっている[7]

ノーニャが芸術活動を再開したのは2009年12月、サムスン電子の宣伝活動の一環としてであった。サムスンはWiFiを介してFacebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスに接続し、写真を公開できる機能を備えたデジタルカメラの発売にあたりノーニャを起用し、「オランウータンも使うサムスンデジタルカメラ」と称してキャンペーンを行った[8]。ノーニャは一枚撮影するとレーズンが飛び出し、撮影した写真が自動的にFacebookに公開されるよう細工されたカメラを渡され、写真を撮影した。写真が公開されるページには最初の1週間で50000人が集まり[9]、この広告キャンペーンは翌年のカンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルで銀賞を受賞している。

外部リンク


  1. ^ Die Orang-Utans in Schönbrunn
  2. ^ Nonja ist nicht mehr
  3. ^ Orang-Utan geht online: Nonja auf Facebook
  4. ^ Ressler, Otto Hans (2007). Der Wert der Kunst. Böhlau. pp. 142-143. ISBN 978-3-205-77669-7. 
  5. ^ Lenain, Thierry (1990). La peinture des singes. Paris: Syros-Alternatives. ISBN 2-86738-466-4. 
  6. ^ Bickelhaupt, Susan; Dezell, Maureen (15 November 1995), “Johnnie beats Marcia again, with book deal”, Boston Globe: 86 
  7. ^ Malende Nonja wird 30 Jahre alt, (2006-04-21), http://wien.orf.at/stories/104004/ 
  8. ^ 무슨 생각으로 얘한테 카메라를 줬을까?
  9. ^ Nonja, The Orangutan Photographer


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