ダルブー導関数 定義

ダルブー導関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 01:49 UTC 版)

定義

本節ではダルブー導関数を具体的に定式化する。

すでに述べたようにのダルブー導関数とは、の像を群の元をかけることでまで移動したものである。具体的にはに対し、の元なので、を左からかける演算の導関数を作用させた

fのダルブー導関数である。この事実とモーレー・カルタン形式の定義を照らし合わせる事で、ダルブー導関数を以下のように定式化できる事がわかる:

定義 (ダルブー導関数) ―  (左)ダルブー導関数: (left) Darboux derivative)とはM上の-値1-形式

の事である[5]

モーレー・カルタン形式が構造方程式を満たすことから、以下が成立する事がわかる:

定理 ― ダルブー導関数は以下を満たす[5]


出典

  1. ^ #Sharpe p.115.
  2. ^ #Tu p.198.
  3. ^ 中央大学大学院理工学研究科 数学特別講義第三 微分形式の可積分性”. p. 50. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ #小林 p.59.
  5. ^ a b #Sharpe p.115.
  6. ^ a b #Sharpe pp.119-120.
  7. ^ a b c d e #Sharpe p.121-123.

注釈

  1. ^ ダルブー導関数を説明した日本語の文献が見つからなかったので、本項の専門用語はいずれも本項執筆者が暫定的に訳したものである。





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