ソフトペースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/02 01:08 UTC 版)
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概要
シルクロードから大航海時代にかけて東洋の陶磁器製品(皿や壺、人形など)がヨーロッパで流行し、ヨーロッパの職人たちはそれらを真似て作ろうとしたが、粘土の性質自体に問題があると判明、ありとあらゆる方法で東洋の土の再現を試みる。錬金術や黒魔術まがいの試みには、人間の死体を使うこともあった。
公式には1738年にヨーロッパでフリット(白砂・アルミ・ソーダ・ギプス石膏・硝石・岩塩を人工的に混ぜた物)を石灰と白亜をつなぎに粘土に混ぜ、少々低温で焼成したものがソフトペーストの起源であると言われている。
自然発生でないのと、ガラス質が少なく焼成しても化学結合が少ないため、ハードペーストのポーセリンと比べると表面がブツブツした感じに焼き上がるので、当時のヨーロッパ磁器はどうしても表面をなめらかで綺麗にするためにグレーズ(透明の釉薬)が必要だったものと思われる。その名残か、今でもリアドロやフンメルなどのヨーロッパの磁器メーカーではグレーズを商品のデザインに取り入れている。
関連項目
- 1 ソフトペーストとは
- 2 ソフトペーストの概要
- ソフトペーストのページへのリンク