スティーヴン・クレイン スティーヴン・クレインの概要

スティーヴン・クレイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 09:05 UTC 版)

1896年3月

アメリカ自然主義文学の先駆者として、ヘンリー・ジェームズジョゼフ・コンラッドら同時代の作家からの評価は高く、フォークナーヘミングウェイら後代の作家に与えた影響も大きい。

ビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットに登場していることでも知られている。

主な著作

  • 『街の女マギー』"Maggie:A Girl of the Streets"(1893年)
    『巷の娘』大久保康雄訳 東西書房 1950
    『街の女マギー』大橋健三郎研究社出版 1957
    『マギー・街の女』大坪精治訳 大阪教育図書 1985。他に「オープン・ボート」「スティーヴン・クレインの手記」
  • 『赤い武功章』"The Red Badge of Courage"(1895年)
    『赤い武功章 他三編』西田実岩波文庫 1974。他に「オープン・ボート」「青いホテル」「花嫁イエロースカイに来る」
    『赤い武勇章 他二篇』谷口陸男・沢田和夫訳 八潮出版社 1984。他に「救命ボート」「ブルー・ホテル」
    『勇気の赤い勲章』藤井光光文社古典新訳文庫 2019
  • 『黒い騎手』"The Black Riders"(1895年)- 詩集
  • 『ジョージの母』"George's Mother"(1896年)
    『ジョージの母親 バワリー物語』大坪精治訳 大阪教育図書 1982
    『ニューヨーク バウアリー物語』岩月精三・岡田量一訳 彩流社 1982。他に「街の女マギー」
  • "The Blue Hotel"(1896年)
    『対訳 クレイン 無蓋ボート 青色のホテル 他一篇』上野直蔵・松山信直訳註 南雲堂 1959
  • "The Bride Comes to Yellow Sky"(1896年)
    『対訳 花嫁イエロー・スカイに来る』井上謙治訳注 大学書林 語学文庫 1966
  • 『第三のすみれ』"The Third Violet"(1897年)
    『第三のすみれ 永遠の忍耐』大坪精治訳 大阪教育図書 1982
  • 『オープン・ボート』"The Open Boat"(1898年)
    『冒険物語』鏡味国彦仁木勝治訳 文化書房博文社 1975
「突進馬」「賢者たちーメキシコにおけるアメリカ人の生活の詳細について」
「オープン・ボート」「死と子供」「ブルー・ホテル」「十二時」
  • "The Monster and the Other Stories"(1899年)
    『怪物』松山信直訳 南雲堂 双書・20世紀の珠玉 1960、新版1979
  • 『戦争はやさし』"War is Kind"(1899年)- 詩集
  • "Whilomville stories"(1900年)
    『天使の子 ホワイロンヴィル物語』押谷善一郎訳 大阪教育図書 1978

参考文献・伝記

  • 久我俊二『スティーヴン・クレインの「全」作品解説』慧文社、2015
  • ルース・フランチアー『スティーヴン・クレイン物語 波乱に富んだ奇才の半生』押谷善一郎久我俊二訳、大阪教育図書、1991



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