ジョイス・バンダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 13:52 UTC 版)
経歴
1950年4月12日にゾンバ県のマレミア村(Malemia village)に生まれた[1][2]。ゾンバおよびマロサ選挙区選出の国民議会議員であり、女性青年地域社会サービス省大臣や、ビング・ワ・ムタリカ大統領の下で2006年6月1日から外務大臣を務めた後、2009年5月に副大統領となった。
一方、マラウイビジネス女性協会(National Association of Business Women:NABW)の設立者であり、1997年にはモザンビークのジョアキン・アルベルト・シサノ大統領と共同で、ニューヨークに本部を置くNGOのハンガープロジェクトから、持続可能な飢餓撲滅のためのアフリカ賞(Africa Prize for the Sustainable End of Hunger)を受賞したほか、ジョイス・バンダ財団(Joyce Banda Foundation)の設立者としても知られ、ブランタイヤのChimwankhunda地域を中心とした孤児の支援や、初等および中等教育への普及に力を注いでいる[3]。
副大統領、大統領へ
2009年度のマラウイ総選挙においてバンダは、大統領候補のムタリカとともに民主進歩党 (DPP) から副大統領候補として出馬し、当選した[4][5]。しかしムタリカとは対立するようになり、2010年に民主進歩党より追放されている[6]。2012年4月5日にムタリカが心臓発作で死去したため、憲法上の規定により4月7日に大統領に昇格した[7][8]。
2014年5月31日に大統領を退任した。
2017年7月31日、マラウイ警察当局は2013年に発覚した国庫金の大規模横領事件に絡み、バンダの逮捕状を取った。現在はアメリカに滞在しているとされており、広報担当者を通じて疑惑への関与を否定している[9]。
- ^ “Malawian president quietly celebrates 62nd birthday”. Nyasa Times. 2012年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月26日閲覧。
- ^ “JB Celebrates Her 62 Birthday in Private”. Malawi Voice. 2012年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月26日閲覧。
- ^ Joyce Banda Foundation - The Foundation and the Founder
- ^ "Women are ready to stand in Malawi poll", Sapa-AFP (IOL), 17 May 2009.
- ^ 2009年度マラウイ選挙管理委員会による選挙結果の公式報道
- ^ “マラウイ大統領が死去 78歳、心臓発作で”. 読売新聞. (2012年4月6日) 2012年4月7日閲覧。
- ^ “B・W・ムタリカ氏死去 マラウイ大統領”. 産経新聞. (2012年4月6日) 2012年4月6日閲覧。
- ^ “ムタリカ大統領の死去確認=副大統領が昇格-マラウイ”. 時事通信. (2012年4月8日) 2012年4月8日閲覧。
- ^ “マラウイ前大統領に逮捕状 約3千万ドルの国庫金盗まれた疑惑に絡み”. 産経新聞 (2017年8月1日). 2017年8月2日閲覧。
- ^ “出血多量で命を落としかけたマラウイ大統領”. 読売新聞 (2013年6月25日). 2013年6月29日閲覧。
固有名詞の分類
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