ザ・ドリーム 来歴

ザ・ドリーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 13:57 UTC 版)

来歴

生い立ち

ノースカロライナ州で生まれた後、ジョージア州アトランタのバックヘッドで育つ。

10歳の時に叔父言われた[要説明]「お前は私達のThe Dreamになれ。より高いゴールを持て」という言葉が名前の由来となった[2]

ザ・ドリームは、高校卒業後に地元の有名ラッパー、ラヒーム (Raheem) によって契約し[要説明]、シンガーグループのゲス・フー (Guess Who) に参加した。

ソングライター、プロデューサー時代

高校卒業から数年後、ザ・ドリームは新鋭のラッパー達に曲を書いたり仲間にフックを書いたりする形で、ソングライターとしての活動を始めた。 2002年、デビュー2年目だったB2Kの「Everything」を作曲。この曲が含まれたアルバム『Pandemonium!』がプラチナヒットを記録した。このヒットがザ・ドリームの音楽家としての道を開くことになり、2003年にPeermusicとの初の出版契約に繋がった。B2Kから1年後、度々プロデュースを組んでいるパートナーのトリッキー・スチュワート (Tricky Stewart) と共作し、ブリトニー・スピアーズマドンナに「ミー・アゲインスト・ザ・ミュージック」を提供。その後は、R&Bシンガーで自身の妻でもあったニヴェアのセカンドアルバム『Complicated』のエクゼティブプロデュース(2005年)を手がけるなど、制作活動に専念。[3]

2007年〜 ヒット曲とデビュー

2007年、リアーナの大ヒット曲「アンブレラ feat. Jay-Z」のソングライター及びプロデューサーとして注目される。同年、シングル「Shawty Is A 10」でデビュー。 2007年、トリッキー、ジェイ・Zと共に制作しリアーナが歌った「アンブレラ」が、米ビルボードホット100チャートで7週連続1位(2007年6月9日〜)を獲得。UKチャートでは10週連続の1位を記録。「アンブレラ」はグラミー賞最優秀ラップコラボレーション賞を始め、数々の賞を受賞。この曲のヒットがデフ・ジャムとザ・ドリームのアーティスト契約に繋がった。続いてプロデュースしたJ・ホリディの「Bed」が、米ビルボードR&B/Hip Hopチャートで5週連続の1位を獲得(2007年9月17日〜)。

アンブレラがヒット最中の2007年7月、自身が”ザ・ドリーム”として「Shawty Is A 10」で歌手デビューした。トリッキーと手がけたこの曲は、米ビルボードR&B/Hip Hopチャート最高6位を記録(11月17日)。[4] 同年9月、セカンド・シングル「ファルセット」が米ビルボードR&Bチャート最高3位。

2008年、BETベスト・ニュー・アーティスト受賞

2007年12月、ファースト・アルバム『Love / Hate』をリリース。米ビルボードR&B/Hip Hopアルバムチャート5位を記録。 同月にメアリー・J. ブライジに楽曲提供した「ジャスト・ファイン」が、R&B/Hip Hopチャートに3ヶ月連続トップ10入り(12月8日〜)、最高4位となる(2月2日)。

楽曲提供している主なアーティストは、ジャネット・ジャクソン「The Greatest X」、クリス・ブラウン「You」、マライア・キャリータッチ・マイ・ボディ」他、シアラジェイミー・フォックスマイヤなど。

プロデュースや楽曲提供した作品には『Terius Nash』又は『Terius 'The-Dream' Nash』でクレジット表記されることもある。

2008年12月、セカンド・アルバム『Love vs. Money』をリリース。米ビルボードアルバムチャート最高2位、R&Bチャート1位を記録。

2009年12月に発売予定だったサード・アルバム『Love King』は、2010年6月の発売に延期された。

2010年グラミー賞ソング・オブ・ザ・イヤー、ベストR&Bソング受賞(ビヨンセシングル・レディース (プット・ア・リング・オン・イット)」 )

2012年12月18日、Def Jam Recordingsからフォース・アルバム『Terius Nash: 1977』をリリース。

2013年、自身が90年代の官能的なR&Bを意識して制作したというフィフス・アルバム『IV Play』をリリース。を 客演として Jay-Z, Big Sean, Beyoncé, Pusha T, 2 Chainz, Kelly Rowland, Gary Clark Jr., Fabolousらが参加[要説明]

2014年夏、『Royalty: The Prequel (EP) 』をリリース。

2015年3月、『Clown (EP)』をリリース。

2016年、Tinasheのシングル『Superlove』のソングライティング,『Company』のソングライティング兼プロデュースを担当。

エピソード

ザ・ドリームは制作スピードが早く、「アンブレラ」を12分で書き上げ、自身のデビュー・アルバム『Love / Hate』はトリッキーと共に9日間で作詞作曲からレコーディングまで全て終わらせた[5]


  1. ^ a b c d Kellman, Andy. The-Dream | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月24日閲覧。
  2. ^ What dreams are made of The Pop Cluture Junkie 2008年2月2日閲覧
  3. ^ The-Dream Biography Def Jam 2008年2月2日閲覧
  4. ^ Billboard Hot R&B/Hip Hop Song 2007年11月17日 Billboard 2008 年2月5日閲覧
  5. ^ Dairy Hip Hop News 2007年8月7日 SOHH 2008 年2月5日閲覧


「ザ・ドリーム」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ザ・ドリーム」の関連用語

ザ・ドリームのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ザ・ドリームのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのザ・ドリーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS