サンタクラリタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 05:49 UTC 版)
メディア
サンタクラリタ市と周辺地域は幾つかの地元メディアを利用できる。
新聞
主要日刊紙である「ザ・シグナル」は1919年に発刊され、ウィークデーの発行部数10,454[17]、日曜版の発行部数12,050[18]を誇っている。この新聞は地元のニューズ、スポーツ、娯楽および行事に関する記事をほぼ排他的に取り上げており、ジョージア州サバンナのモリス・マルティメディア社が所有している。クリークサイド道路にあるその新聞社はニューズルーム、編集所、ITとウェブの制作施設、および印刷所として機能している。
他にロサンゼルス・ニューズペーパー・グループ参加の「デイリー・ニューズ」も購読できる。このグループはデンバーのメディアニューズ社が所有している。サンフェルナンド・バレーとロサンゼルスのニューズ、スポーツ、娯楽に特化しているが、定期的にサンタクラリタの記事を載せている。サンタクラリタ・バレーでの購読数は不明であるが、そのウェブサイトに拠れば、ロサンゼルス大都市圏で157,000部が読まれている。
ラジオ
サンタクラリタ・バレーでは、KHTS(AM、1220kHz)という1つのラジオ放送局が独占的に放送している。この商業ラジオ局は長い間、住人かつ公僕のカールとジェリ=セラッティのゴールドマン兄弟によって運営され、キャニオンカントリーにあるスタジオから放送している。内容は地元のニュース、交通、天候、スポーツ、音楽およびトークショーである。この放送局の送信機とアンテナはソールダッドキャニオン道路とサンドキャニオン道路の間にあるシエラハイウェイ沿いにある。この局は2003年10月に開局した。KHTSの前は1999年までKBETであり、このときゴールドマン兄弟がクリア・チャンネル・コミュニケーションズに局を売却したものだったが、2003年に買い戻した。
KHTS以外に、サンタクラリタ市とその周辺地域は、間接的にロサンゼルス・メディア市場の多くのFMとAMのラジオ局を聴取できるが、周りを丘に取り囲まれているために聞き取りにくいと苦情を言う者が多い。
テレビ
サンタクラリタ向け地元プログラムは全て単一の公営テレビ局が放送している。これは免税の非営利企業SCVTVが運営している。この放送プログラムは、タイムワーナー・ケーブルやAT&TのUバース顧客には、それぞれのチャンネルで流されている。内容は公共、教育および地方政府のプログラムであり、市政委員会や企画委員会の会合、歴史ショー、高校とカレッジのニュース、トークショー、フットボール試合など地元中心で構成されている。
サンタクラリタ・バレーには商業テレビ局が無い。ロサンゼルス市にあるテレビ局のデジタル信号はディレクTVやディッシュ・ネットワークのケーブルテレビで視聴できる。
テレビ番組と映画の制作
20世紀の初めの10年間から現在に至るまで、サンタクラリタ・バレーは映画、テレビのショーおよびコマーシャル映像を制作する者のお気に入りの場所であり続けている。1922年に最初の恒久的撮影所が設けられる以前であっても、ここの地形は西部に典型的な舞台として利用しやすかった。1910年代から1930年代のA級西部劇が1940年代から1950年代にかけてのB級に追われる間、プレースリタキャニオンにあるジーン・オートリーのメロディ・ランチ・モーション・ピクチャー・スタジオ、また後にはゴールデン・オーク・ランチにあるウォルト・ディズニー[19]のスタジオがその役割を果たし続けた。
ここは長い間、他の場所を模倣する立場にあったが、たまにサンタクラリタ・バレーそのものを舞台にするものもあった。例えばオーシャンズ13のオープニングでは、ブラッド・ピットとその仲間がバレンシアのトイザらスで泥棒を働こうとした。
サンタクラリタはハリウッドに近いことで、多くのテレビ番組や映画の撮影場所になってきた。
サンタクラリタ・バレーで撮影されたテレビ番組
- 24 -TWENTY FOUR- (この番組の1つのエピソードでは、核爆弾で市が破壊されることになっている)
- トラック野郎!B・J
- Big Love
- Carnivàle
- チャーリーズ・エンジェル
- 白バイ野郎ジョン&パンチ
- クリスティーン、バレンシアで撮影
- CSI:科学捜査班
- Deadwood、プレースリタキャニオンにあるジーン・オートリーのメロディ・ランチ・モーション・ピクチャー・スタジオで撮影
- ディズニー・チャンネル ゲームズ、カレッジ・オブ・ザ・キャニオンズで撮影。小山田真がレギュラー出演。
- ファイヤーフライ 宇宙大戦争、屋外シーンの多くがサンタクラリタで撮影された
- フリークス学園、ウィリアム・S・ハート高校やその近辺で撮影された
- Heroes、コールデン・バレー高校とウェストランチ高校で撮影された
- 犯罪捜査官ネイビーファイル
- ナイトライダー、1982年版、サンタクラリタ・バレー周辺で撮影
- マルコム in the Middle、ゴーカートのシーンがソールダッドキャニオン道路沿いマウンタシア・ファミリー・ファンセンターで撮影
- メルローズ・プレイス、1990年代初めにスタジオがサンタクラリタ・バレーにセットされ始め、サンタクラリタ・スタジオで作られたテレビ番組の走りになった
- マイティ・モーフィン・パワーレンジャー、サンタクラリタとキャスティークの一部で撮影
- NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
- Ned's Declassified School Survival Guide、ラメサ中学校で撮影
- スミス、主要登場人物のボーナスがサンタクラリタ市に住んでいた
- Supermarket Sweep、2000年に再生されたサンタクラリタ・スタジオで撮影、その翌年バーバンクのNBCスタジオに移った
- 爆発!デューク
- The Misadventures of Sheriff Lobo
- The Riches
- おまかせアレックス、バレンシアのノースブリッジ地区にあるチャールズ・ヘルマーズ小学校で撮影
- ザ・ユニット 米軍極秘部隊
- Top Shot
- Weeds ママの秘密、スティーブンソン牧場とカレッジ・オブ・ザ・キャニオンズ周辺で撮影
- Wipeout
- Zoey 101
サンタクラリタ・バレーで撮影された映画
- Bio-Dome、一部はバレンシア高校で撮影
- ゾルタン★星人、マウンタシア・ファミリー・ファンセンターで撮影
- Encino Man
- Faster、ドウェイン・ジョンソンが出演、サンタクラリタ・フィルムオフィスに言及
- ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲、幾つかのシーンはキャスティークとバレンシアの間、州間高速道路5号線と126号線交差点近くで撮影
- Kiss Meets the Phantom of the Park
- Mr. Woodcock、シエラビスタ高校の体育館で撮影
- National Lampoon's Vacation、シックスフラッグ・マジックマウンテンで撮影
- 25年目のキス、一部をウィリアム・S・ハート高校で撮影
- カラー・オブ・ハート、バレンシア高校で撮影
- Pump Up the Volume、ソーガス高校で撮影
- Romy and Michele's High School Reunion、高校のフラッシュバックシーンはバレンシア高校で撮影
- スペース カウボーイ、オープニングでシエラ・ハイウェイ沿いのハーフウェイハウスが使われた
- Stay Cool、幾つかのシーンはウェストランチ高校などサンタクラリタ・バレーで撮影
- The Chumscrubber、リオノートル中学校で撮影
- The Gumball Rally
- トワイライト〜初恋〜、アリゾナ・ハウスのシーンはソーガスのハイランズ小学校近くで撮影。この家は映画に出てきたグレース・バプテスト教会を見下ろしている。またバレンシアのハイアットはアリス、ベラおよびジャスパーの隠れ家に使われた
- モーテル、大半がサンタクラリタで撮影
- Viva Knievel!
サンタクラリタ・バレーで撮影されたその他の製品
- エナフ・ジーナフによるビデオ"There Goes My Heart"は、スティーブンソン牧場のリチャード・リオー・パークで撮影
- スマッシング・パンプキンスによるビデオ"1979"はバレンシア高校で撮影
- グリーン・デイによるビデオ"Nice Guys Finish Last"は、サンタクラリタのカレッジ・オブ・ザ・キャニオンズで撮影
- フー・ファイターズによるビデオ"Long Road to Ruin"の一部はサンタクラリタのウェストフィールド・ショッピングセンターで撮影
- レディ・アンテベラムによるビデオ"American Honey"は、2010年1月にサンタクラリタで撮影
サンタマリア | キャスティーク | パームデール | ||
フィルモア | ビクトリービル | |||
サンタクラリタ | ||||
シミバレー | ロサンゼルス | サンフェルナンド |
- ^ “CENSUS QUICK FACTS”. 2023年7月16日閲覧。
- ^ MONEY Magazine: Best places to live 2006
- ^ “About Henry Mayo Newhall”. Henry Mayo Newhall Foundation (2000年). 2007年4月20日閲覧。
- ^ "Tales of the Saugus Cafe, at Santa Clarita Valley History in Pictures (retrieved July 22, 2008)
- ^ "Centenarian (and older) restaurants?" Chowhound (post dated August 26, 2004, retrieved July 22, 2008).
- ^ “SAN FRANCISQUITO CANYON and the ST. FRANCIS DAM”. Santa Clarita Valley Historical Society. 2007年4月9日閲覧。
- ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12) 2011年4月23日閲覧。
- ^ “Average weather for Santa Clarita”. Weather.com. 2008年3月28日閲覧。
- ^ “CENSUS OF POPULATION AND HOUSING (1790-2000)”. U.S. Census Bureau. 2010年7月18日閲覧。
- ^ “E-1 City / County Population Estimates — January 1, 2009 and 2010”. California Department of Finance. 2010年7月27日閲覧。
- ^ Census 2000 Demographic Profile: Santa Clarita
- ^ Santa Clarita city, California - Fact Sheet
- ^ a b City of Santa Clarita CAFR Retrieved 2009-08-14
- ^ “Will Gerrymandered Districts Stem the Wave of Voter Unrest?”. Campaign Legal Center Blog. 2008年2月10日閲覧。
- ^ "Santa Clarita Valley Station." Los Angeles County Sheriff's Department. Retrieved on January 21, 2010.
- ^ http://www.santaclaritaenterprisezone.com santaclaritaenterprisezone.com
- ^ 10,454
- ^ 12,050
- ^ ゴールデン・オーク・ランチはウォルト・ディズニー社が所有しており、ニューホールの州道14号線東にある。ここはディズニー映画の幾つかに使われた。また他のスタジオや制作会社に賃貸されてもいる。
- ^ "Tena, Ecuador" at Santa Clarita Sister Cities (SCVIP) website.
- ^ "Sariaya, Philippines" at Santa Clarita Sister Cities (SCVIP) website.
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