インメルマンターン インメルマンターンの概要

インメルマンターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 09:18 UTC 版)

インメルマンターン

これにより高度が上がり、進行方向と機体の方向はともに水平方向に逆向きになる。

第一次世界大戦初期に活躍したドイツのエース・パイロットマックス・インメルマンが世界で最初に行ったことから、この名で呼ばれている。日本語では、インメルマン旋回とも呼ばれている。主に自機の進行方向と反対方向へ通り過ぎた敵機を追跡する際に用いられる。実際に当時インメルマンが実施した時点ではピッチアップ中に失速するようなものだったと伝えられている。

充分に速度が出ている状態で行わなければ180度ループの最中に失速してしまうため、速度が充分でないと実施できない。この速度閾値は機体や状況により異なり、機体によっては背面飛行が出来ないため、ループが完了する前にロールを開始する必要がある場合もある。もちろん背面飛行ができる場合でも、厳密に180度ループが完了してから180度ロールを行う必要はない。

ロールを先に行ったのちにピッチアップでループする、下向きUターンを行う機動はスプリットSと呼ぶ。




「インメルマンターン」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インメルマンターン」の関連用語

インメルマンターンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インメルマンターンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインメルマンターン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS