くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン コーナー以外で多用される演出・言動

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 16:37 UTC 版)

コーナー以外で多用される演出・言動

CM明けのリスナージングル

  • この番組では、リスナーや、トークで話題に上った芸能人の生声が、ジングルとしてCM明けに流される(録音)。この時、リスナーが男性なら『おい、上田有田。(順は逆になる場合もあるが、大抵はこの順)』女性なら『ねえ、晋也哲平。』で、話を始めるという暗黙のルールがある。
  • 内容としては、ほとんどがリスナーの質問や意見にくりぃむの2人がオチをつけるものである。これに対してのくりぃむのコメントは結構長い。ただ、構成上CMが多くなる時間帯(1:30〜1:50頃)があり、その時のCMの合間のわずか数秒の時間にリスナージングルが挟まれる事も多い。この時の様にCMに再び戻るまでがごく短いにもかかわらず、瞬時に言葉を選び笑いにする技術は秀逸である。
  • これは、「知ってる?24時。」の流れを汲んだ演出で、他の番組ではほとんど行われていない、この番組独自の演出手法である。
  • リスナー以外の人物がジングルに登場した一例として、ゴミちゃん(女声に扮した本間俊彦)のジングルが、2008年5月6日放送で流された。

有田があて先紹介をしない

  • この番組には、タイトルコールのCM明けにメールアドレスやあて先、番組ホームページを紹介するミニコーナーがあった。メールアドレスや番組ホームページアドレスを伝えるのは有田の仕事なので、上田が「メール(ホームページ)アドレスは有田からどうぞ」と言うのだが、有田はそれに答えず話をそらし、上田が再び「早く言ってくださいよ。」と言っても有田は言わず、結局上田が仕方なく言う。というお約束の流れ(演出)があった。
  • 2007年春頃からは、単に有田があて先を言わず、それに対して上田がつっこむという流れよりも、その際有田が「ちょっとよかですか。」というお決まりのセリフを言いつつ、リスナーからのメールとともに上田の過去のスキャンダル的なもの(上田の嫁も含めた過去の三股疑惑、お好み焼き屋を彼女に開かせた疑惑、三股をかけていて婚約していた彼女の一人に婚約破棄を迫った疑惑、栃木のイベンターにも三股をかけていた疑惑など)について上田に事情聴取をして、上田が本気で嫌がるという流れに笑いの中心が移動していった。
  • 2007年7月3日の放送では、有田が『今まで真面目に告知をしなかったけど、今日から番組も3年目になると言う事で真面目に紹介します』と発言し、遂に有田が真面目に告知をするかと思いきや、次の瞬間有田は天龍源一郎似のとても低くかつ聞きづらい声で告知し、結局真面目にやる気は有田にはなく、上田がいつものようにあて先を紹介することになった。
  • また、2007年7月頃には、有田が「アットマーカー」や「ドットコマー」、「シャラッパー(sharapper、要するに黙っていろという事)」などの意味不明な役職を上田に押し付けていた。
  • 番組開始当初(2005年7月〜)からあったこのミニコーナーだが、2007年10月頃には消滅し、上田があて先を紹介し、有田が今月の直筆待ち受け画面の紹介をするという内容のテープを流すようになった。

「終了」演出

  • 07年2月頃から何回の放送にもわたって多用された演出。何気ないトーク中に有田が急に声のトーンを低くし、「ここでリスナーの皆さんにお知らせがあります。」と悲しげに言う。「この番組も、約一年半にわたって放送してきましたが…今は我々もね…ちょっと改編期とか色々あって…」といかにもこの番組が春の改編で終了するかのような発言をする。これに、上田も「まあねえ、残念ですね。」と乗っかる。有田は低いトーンでその雰囲気をしばらく引きずるが、タイミングを見計らってまた急に声のトーンを高くし「ガネック!!が品切れになりました。」とか、「今日が最終回ですが、再来週からくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンが始まります。」というただの1週間休みという報告とか、オールナイトニッポン40周年記念のライブイベントの告知などをしてネタばらしをする。この一連の流れの最中に、作家の石川が爆笑しているためリスナーにはネタだということがバレバレである。またこれもハガキ職人のネタの良き材料となった。この演出は2月下旬まで続けられたため、07年の春の改編は乗りきれたということを暗にリスナーに伝えた形となった(この番組は基本的に改編期のたびに番組続行宣言等をすることはない)。
  • その後も、この演出は、休みが決まる度に、その休みの前の週の放送で、ほぼ毎回行われている。なお、この演出の最中、有田の悲しげなトーンに思いっきりのっかって、「まあ…たの…しかったよね…」や、「しめっぽいのは俺嫌いだからさ…」とかいうクサイ発言を散々しておきながら、有田がネタバラシをした瞬間にキレツッコミをかますという上田の矛盾をついたネタハガキが急増した。このため番組内では上田の「まあ…たの…しかったよね…」発言が非常に話題になった。
  • 2008年12月16日の放送では本当の最終回告知をしたが、有田はあっさりと「この番組終わります」と終了を宣言した。この回のみ、ポッドキャスト第98回で聞くことが出来る。
  • 2016年6月17日の復活特番でも終了演出をしたが、上田は終始ツッコミをかましていた。この時にはネタばらしの後にチャリティトークライブの告知をしていた。

録音をネタにする

  • 基本的には生放送だが、ごくまれ(主に年始)に録音でやっている。本人たちは録音とは直接的には言わないで、必ず録音放送の前後の放送でほのめかすような発言をして笑いのネタにしている。(「生だけどはがきの〆切はOA前週の週末までだからな。」「生だけど俺新聞読まないから時事ネタかんべんな」「生だけど出待ち、入り待ちはしないでね」「特に生」「恒例だからね、年始が生っていうのはね。」など)これは、「知ってる?24時。」時代の名残とも言え、リスナーへの配慮でもあると言われている。また、録音放送の回に、リスナーから収録日と放送日の間に行われたスポーツイベントの結果や感想を両者に尋ねる投稿が寄せられ、話を逸らそうとしたり当てずっぽうなコメントをしてお茶を濁す受け答えをするのも恒例であった。

リスナーがタメ口

  • この番組では、知ってる?24時。の流れをくんで、メールなどのふつおた系は文頭に「おい、上田に有田。」(女性の場合は「ねえ、晋也に哲平。」)と書いてから、タメ口調で本題を書くというのが慣例となっており、この時番組スタッフや他のハガキ職人タレント、ゲスト、マネージャーなど、くりぃむの二人以外の人には「さん」づけをして、敬語で書くというのも慣例である。
  • リスナー(中高生など若年者がほとんど)が電話で登場する際は、登場直後の台本のせりふ読みのときだけタメ口で、その後のくりぃむしちゅーとの会話では決まりがあるわけではないが今まで登場したリスナーの全てが敬語である。このことから、タメ口は単なるお約束であることが分かる。決して、リスナーのガラが悪いわけではない。

リスナーの謹慎

  • コーナーで読まれる、はがき・メールの内容やラジオネームが、あまりにひどい場合に上田がそのリスナーに投稿の謹慎を言い渡す。だが、上田にはその権限がなく、謹慎を言い渡した翌週には有田が謹慎を言い渡された人のメールやはがきを読み、上田が「お前謹慎って言っただろ!」とキレる、と言う流れがお約束となっている。

リスナーの本名・住所の暴露

  • 主に有田川柳・上田俳句やガゼッタ・デロ・ブッコミーノなど上田がイジられるコーナーで、上田がリスナーの住所(と言っても差し支えない程度。時折上田が激怒して読み上げようとした途端に有田に阻止されたり、葉書を隠されたり庇うこともある)や本名を明らかにすること。これは、この番組を知らない人から見れば、個人情報保護の問題に抵触するようにも思われるが、これは上田がオールナイトニッポン以前に、パーソナリティーを勤めていた知ってる?24時。での、リスナーとのやり取りが、「お約束」である。詳しくは童貞甲子園発足の歴史で。
  • 本名が明らかにされることは、たいていの場合リスナーも予測でき、問題は無いと思われる。事実、訴訟や、ネタ以外での本気での番組への抗議は皆無であり、これらの流れはくりぃむしちゅーとリスナーとの単なるお遊びであると考えられる。しかしながら「遊びが行き過ぎる」と評されることもあり、それをくりぃむの2人や番組側も自覚しているのか、後期にはあまり行われなくなった。

有田が真面目に告知しない

  • 2007年8月25日に、10月でニッポン放送が40周年を迎える記念として、日本武道館でスペシャルライブを行うことが有田から告知された。本来は真面目に告知をするはずだが、有田は「8/26 プロレス夢のオールスター戦が行われるわけではありません」と1979年に行われたプロレス夢のオールスター戦をネタにし、更には「請事情によりチケット販売は紹介しません」「今回クロマティの出演は控えさせていただきます。」「当初は居酒屋でやろうか。と知らない人と話していた。」「タイトル通り日本武道館がとれて良かった」「僕の携帯には電波が入って来る(上田「契約してんだから当たり前だろ!」)」「1人3枚…。いや、4枚にしましょう特別に。たった今私が変更しました。」等真面目に紹介せず、上田が「紛らわしいこと言ってるから全然伝わんねぇじゃねえか!」等終始罵倒するといった過激なボケ&ツッコミの応酬がみられた。
  • 2007年8月18日に放送開始2周年&番組100回記念として東京ドームシティにて行われた番組初の公開イベントの告知でも、有田は「8.18.18にやりますが、時間は未定です」「年齢制限は要らないんですか?赤ちゃんだけで会場が埋まっても…」さらには「上田さんが下半身ショー“キャン玉タイタニック”をやります」「オチは『実は包茎でした!』です」等やはり真面目に告知せず、上田は「CM挟んでまで長々とやることかっ!」等終始罵倒する、といった過激なボケ&ツッコミの応酬がみられた。

上田が「やりたくない」コーナー・企画での宛先紹介

  • 上田がいじられるコーナー・有田がやりたい放題するコーナーに対して上田が「やりたくない」、「嫌い」と公言していた。上田の「やりたくない」コーナーや企画の告知では、当然細かい内容は有田が説明し、そのうち細かい内容の告知が終わると、有田は上田の「やりたくない」コーナーにもかかわらず、上田に宛先をリスナーに紹介するよう命じる。上田はそのコーナーを「「やりたくない」のに宛先を紹介するわけないだろ」と怒る。すると、有田が各コーナー・企画によって変わる決めゼリフを言うと、上田が人が変わったように宛先を紹介したあと「お前ら絶対送ってくんなよ」、「送ってもガネックやらねえからな」と脅迫していた。

注釈

  1. ^ ただしほとんどのネット局が放送せず、「火曜JUNK ZERO おぎやはぎのメガネびいき」をネットしている。

出典

  1. ^ だが後日、堺正章により、この時期に有田が「ゴミちゃん」ならぬ「エビちゃん」とコンタクトを取っていたことが暴露される。
  2. ^ 有田の口から「スターダストNIGHT」の「番組名」が明言された日。有田のFMの番組の喋りのようなトークは2005年11月から始まっている
  3. ^ 約1000通の質問候補が送られた。
  4. ^ あくまで冗談めかした口調である。
  5. ^ a b 「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」公式本発売、歴代担当D&作家の証言も」『お笑いナタリー』、2021年3月19日。2021年3月19日閲覧。
  6. ^ a b c 発売前から重版決定!『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン 番組オフィシャルブック』が超話題」『ニッポン放送』、2021年4月1日。2021年4月1日閲覧。
  7. ^ “伝説の深夜ラジオ”「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」公式本、2万部突破のヒット」『ENCOUNT』、2021年4月14日。2021年4月15日閲覧。
  8. ^ 【ANN55周年連載Vol.2】ラジオ界の歴史を変える『ANN』サブスク化 “ストック型”への挑戦で「全体が潤っていかなければ」”. ORICON NEWS. 2022年6月25日閲覧。
  9. ^ くりぃむしちゅー、月1でチャリティトークライブ開催”. お笑いナタリー. 2016年6月18日閲覧。
  10. ^ くりぃむしちゅーのANN復活第二弾生放送スタート!「結婚の先輩として、いろいろ教えて欲しい」”. オールナイトニッポン.com. 2016年12月18日閲覧。
  11. ^ 中京テレビ「太田上田」第70回より
  12. ^ allnightnippon.com お笑いラジオスターウィーク
  13. ^ お笑いラジオスターウィーク2020
  14. ^ 『くりぃむANN』2年ぶり“レギュラー放送” 有田哲平が星野源に感謝「ピンチヒッターで…」
  15. ^ 8ヶ月ぶり『くりぃむANN』 番組本ヒット受けて165回目の“通常放送””. ライブドアニュース (2021年4月27日). 2021年5月13日閲覧。
  16. ^ オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン





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