五月女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/09 07:12 UTC 版)
五月女(さおとめ、そうとめ、そおとめ、さつきめ)は、日本人の姓。
由来
田に苗を植える五月頃の「早乙女」の変化で、栃木県南部(宇都宮市、小山市)に多い姓。音便化して「そうとめ」と読む場合もある。平家の末裔と伝わる[1][2]。
現在のさくら市(旧・塩谷郡喜連川町)にある早乙女という地名が発祥で、この地について「五月女」と記されていることが多く、街道の丘陵にある坂は「五月女坂(さおとめざか)」と呼ばれていた 。天文5年(1536年)には、この場所で「喜連川五月女坂の戦い」という合戦があったという記録も残っている。[3]
早乙女(さおとめ)という名字を元としており、その意味は稲の苗(早苗)を植える時期である五月に、田植えを行う若い女性たちを指す言葉であったことから、「五月(皐月)に田植えをする女性」=「五月女」という字が当てられるようになった[4]
古くの読み方「さおとめ」は「さ」と「おとめ」の2つの単語から成り立っており、「おとめ」はそのまま「乙女」、「生娘」を表す言葉であり、「さ」は「田の神」や「神稲(かみいね)」を意味する、極めて神聖な言葉であった。[5]
同じく「田の神」=「さ」を持つ言葉に「桜(さ・くら)」、「早苗(さ・なえ)」などがある。
古事記の一節においてこの「早乙女」と深く結びついた神がおり、その名を「若沙那売神(わかさなめのかみ)」という。このお名前に含まれる「沙(さ)」は、聖な田の神を意味し、そして「那売(なめ)」は女性を指す言葉であったことから、「沙那売(さなめ)」とは「早乙女(さおとめ)」の象徴であり、まさに田植えを司る女神であった。[6]
など
関連項目
出典
- ^ 早乙女と五月女[1]
- ^ 県別名字ランキング事典43P、森岡浩、東京堂出版、2009年、ISBN 978-4490107739
- ^ “【教えて曳家先生(特別編)】「五月女(さおとめ)」という名字の由来と、「さ」に込められた繁栄の物語 | 曳家の五月女建設”. 曳家の五月女建設 | 曳家、沈下修正、嵩上げ工事、古民家再生の専門家 (2026年1月8日). 2026年1月9日閲覧。
- ^ “【教えて曳家先生(特別編)】「五月女(さおとめ)」という名字の由来と、「さ」に込められた繁栄の物語 | 曳家の五月女建設”. 曳家の五月女建設 | 曳家、沈下修正、嵩上げ工事、古民家再生の専門家 (2026年1月8日). 2026年1月9日閲覧。
- ^ “天下の俗説「サ神」信仰の矛盾とは?和風月名「皐月(さつき)」考(季節・暮らしの話題 2020年05月01日)”. tenki.jp (2026年1月9日). 2026年1月9日閲覧。
- ^ “若沙那売神 – 國學院大學 古典文化学事業”. kojiki.kokugakuin.ac.jp. 2026年1月9日閲覧。
五月女(さおとめ)
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「女王蜂 〜Vampire Queen Bee〜」の記事における「五月女(さおとめ)」の解説
黒十字会の一員である蜂乃塚学園のシスターで樹の同僚。蜂乃塚学園に赴任した鳴海の補佐を行うが、正体を現した樹に襲われ左目を負傷する。
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