中濃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/16 01:29 UTC 版)
中濃(ちゅうのう)は、岐阜県中南部(美濃国中部)の地域の総称である。
東美濃・西美濃で分ける場合は、関市(旧武儀郡)以西を西美濃、美濃加茂市(加茂郡)以東を東美濃と呼んで区別する。江戸時代の東美濃はほぼ天領か尾張藩領であり、現在の愛知県や東日本との繋がりが深かった。西美濃は中小藩が割拠する地域で、現在の岐阜市や大垣市との繋がりが深かった。そのため現在でも中濃東部、中濃西部の交流は限定的で、伝統的な東美濃・西美濃の生活圏が維持されている。
地域
関市、美濃市、美濃加茂市、可児市、郡上市の5市と、加茂郡(坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村)、可児郡(御嵩町)の2郡7町1村で構成されている。場合によっては下呂市も含まれることがある。
郡上市が「北濃」として区分されることがある。県内では奥美濃と呼ばれることも多い。
南西部に平野が広がるが、他は山間部である。
大きく川の流域で分かれ、長良川沿いの関市、美濃市、郡上市。木曽川の南岸の可児市、可児郡。木曽川北岸及び飛騨川沿いの美濃加茂市、加茂郡となる。
可児市、可児郡、美濃加茂市、加茂郡を可茂地区と呼ぶ場合も多い。また、岐阜県立高校の全日制普通科の学区撤廃前、可茂地区を除く地域は「美濃学区」とされた。
気候は、大部分は太平洋側気候だが、一部地域は日本海側気候または中央高地式気候で、全域で内陸性気候を併せ持つ。地域によっては豪雪地帯もある。
人口
人口345,645人、面積2,454.26km²、人口密度141人/km²。(2026年5月1日、推計人口)。関市と可児市がそれぞれ約10万人。
産業
- 農業
平野部は田園地帯が多いが、山間部は林業が多い。美濃加茂市の梨、葡萄、柿や、関市(旧洞戸村)のキウィフルーツ等、果実栽培も盛ん。
- 伝統産業
関市の刃物。美濃市の和紙。郡上市の郡上本染。
- 工業
関市、美濃加茂市、可児市にて製造業が盛ん。
交通
道路
- 高速道路
- 国道
バス
鉄道
平成の大合併の影響
当初の合併協議会では、郡上郡、関市+美濃市+武儀郡、美濃加茂市+加茂郡、可児市+可児郡の3つの枠組みで行われていた。 しかし、武儀郡武芸川町は一時岐阜市との合併を目指し、可児市と御嵩町は公有地の扱い方で対立が表面化し、美濃加茂市が広域合併に否定的であった等、問題点が多かった。
結局、合併を実現したのは、郡上市(郡上郡)、関市(関市+武儀郡)、可児市(可児市+可児郡兼山町)の3つのみである。
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